アメリカ空軍は2017年1月6日(金)、デビスモンサン空軍基地でA-10CサンダーボルトIIに軽量化されたエアボーン・リカバリー・システムを装備していると発表しました。これは「LARS V-12」で、A-10のパイロットが墜落機のパイロットや落下傘救急隊、統合攻撃指揮系統との通信がより効果的にできるように設計されています。
新たなLARSシステムは、A-10パイロットにGPSによる座標情報を提供し、音声やテキスト通信が可能になります。2016年8月にアップグレードを要請され、12月16日までに16機のアップグレード完了を満たす必要があったもので、アメリカ空軍の整備部隊がこれに対応しました。
A-10は戦闘捜索救難任務を担い、数度に渡る退役のうわさを乗り越え、現在でも多くの用途での任務が見いだされています。