ボーイングとブラジルのゴル航空は2018年7月16日(月)、737-MAXについて既存の契約を更新、さらに新規契約を締結しました。契約の変更は、すでに発注済みのMAX30機分について、機種を737-10-MAXに変更し、新たに737-8-MAXを15機分、契約しました。これにより、ゴル航空のMAX発注は計135機となります。
ゴル航空は、先進的で機齢の若い現代的、かつ最新の安全性を備えた機材導入を進め、運航効率をさらに向上させる狙いです。さらに、運航コストの削減にもつながる新機材の導入により、競争優位性を確保し、近代化を進め、旅客には快適な移動空間を提供できます。
737-10-MAXは、ゴル航空の737-8-MAXが搭載する186席よりおよそ30席多い座席を搭載する計画です。これにより、737-10-MAXは単通路機で座席あたりの単価を抑え、ブラジル内外の市場で魅力的な航空運賃を提供します。
同社は、すでに737-MAXの導入を開始しており、今回の契約を含め、2028年まで継続して新機材の導入を進めます。この発注分を含め、同社は南米で最大規模の運航会社となり、120機近い保有機はすべてボーイング、かつ737ファミリーとなります。
■ゴル航空の737ファミリーの保有機数の推移予定 <年、737NG、737-MAX、計> 2018年 114機、6機、120機 2019年 106機、16機、122機 2020年 100機、25機、125機 2021年 93機、35機、128機 2022年 84機、48機、132機 2023年 71機、65機、136機 2024年 62機、78機、140機 2025年 50機、95機、145機 2026年 43機、107機、150機 2027年 37機、118機、155機