陸上自衛隊 調布飛行場 航空フォト(飛行機 写真・画像) 写真＋詳細データ

機体の右手に金網が見えますが,滑走路はこの金網の奥にあり狭い連絡用のタクシーウエイを使って,このKAL-1はトコトコと駐機エプロンに入ってきました｡微かに胴体の向こうに見える機体はデ．ハビランド カナダのビーバーだろうと思います｡もう撮ってから61年になる写真ですから,ネガには細かい傷,汚れが付いていますが,富士ネオパンSSというASA100のフィルムを,下宿先の親戚の台所を借りて自分で現像した物です｡結構階調も出ていますし,処理と保管に気をつけていれば長持ちする物です｡

コクピットのドアを開けている方は,このKAL-1に乗ってきた方です｡ただパイロットでは無かったと思います｡

1959年4月に調布飛行場で撮影した,川崎KAL-1の機首には｢S]というサインがありますが,これは明野の陸上自衛隊飛行学校のSchoolのSだと思います｡使用したカメラはアサヒペンタックス S2です｡

撮影日がはっきりしませんが1959年4月ではないかと思います｡たまたま調布飛行場に行きましたら,このKAL-1が着陸してきました｡別段許可を頂いてエプロンに入った訳では無く,この頃はエプロンにズケズケ入っていっても問題が起きなかったのです｡KAL-1,それも現役時代を見たのは多分この一度だけと思います｡KAL-2は1956年の松島基地の航空祭に展示されていますが,KAL-1は珍しかったので,当時は貴重だったフィルムを何枚か使って記録しました｡この20001はKALの1号機で,JA3006として川崎の社有機になっていた機体ですが,これを陸自が買い入れて連絡用に使用したようです｡