アメリカ空軍 フェアチャイルド C-119 フライング・ボックスカー 航空フォト(飛行機 写真・画像) 写真＋詳細データ

T-33の隣に展示されたフェアチャイルド C-119 パケット 37868 です｡フライングボックスカーと言う名前よりも,パケットという名前の方が馴染みがありますが,これの海兵隊が使用していたR4Qにはこの年,1960年11月に岩国から厚木まで乗せてもらったことがあります｡

祭りも終わり、夕陽を浴びながら、芦屋に帰っていきました。

C-119G のエァロプロダクツ製のプロペラです。　そのゴッツイこと。ライト　ターボコンパウンド　１８気筒３５００馬力で回すのです。 ブレードには各シリアル　ナンバーや取り付け注意や性能などを書き込んでいます。

昭和３２年１０月１３日　開港して７ヶ月後、秋晴れの日に大分空港祭りが催されました。　　大勢の市民が見物に集まりました。 展示された飛行機は民間機や自衛隊、米空軍機など多数で、エプロンに入りきれないので、通常は飛行機の入らない空港の前庭の空き地にならべられました。

開港祝賀ページェントには民間のセスナ機や航空大学校のツインビーチなどが飛来して祝賀編隊飛行などを見せてくれました。 ただ、この日は黄砂がひどくて大阪からの極東航空定期第一便機は着陸できませんでした。

昭和３２年３月１０日、旧大分空港が開港した日に、アメリカ空軍芦屋基地から祝賀のために飛来しました。　着陸後、狭いエプロンの中央部に停止し、自力でバックして片隅に駐機しました。 この場所は、元海軍航空隊の基地でしたが、戦後は別府市に駐屯した米陸軍187空挺部隊がC-119からの降下訓練に使用していました。　３機編隊が幾組も連なって落下傘の花が空一面に広がる様は見ていても壮観でした。　昭和３１年６月の降下訓練が最後で、この飛行場は日本側に返還され、すぐに空港建設の工事が始まりました。 なじみの深い空港の開港を祝ってページェントに参加したのでしょう。

重量物を空中投下するには胴体後部のクラムシェルドァを地上で取り外しておく必要がありました。　朝鮮の厳冬期の上空では搭乗員は厳寒さらされましたから、それを改善するため空中でドァを開閉できるように上下に開くビーバーテイルと呼ぶ形に改修されています。

C-82　を運用したことで、その空中投下能力を高く評価した軍は、より高性能機を要求しました。　フェアチャイルドでは C-82 の１機を大幅に改修して１９４７年１２月に飛行させました。 C-119 フライングボックスカーとして生産されて、朝鮮戦争では降下兵や重量物を空中投下して重要な働きをしました。　この機にはレーダーアンテナが取り付けられています。