アメリカ空軍 リパブリック 航空フォト(飛行機 写真・画像) 写真＋詳細データ

1966年7月 横田基地に着陸する リパブリック F-105F サンダーチーフ 63-8359 です. 機体だけでなく,地面も入れるためにおかしなトリミングになっていますが,元は 6 X 6 版二眼レフで撮ったフィルムです. この複座型 サンダーチーフはまもなくG型にアップデートされますが,1972年11月16日北ヴェトナムで,SA-2 ガイドラインにより撃墜されたそうです.以下の軌跡はForgotten Jets というサイトに載っていた情報です. F-105F-1-RE Thunderchief/63-8359 1966: USAF 6441st TFW. *Upgraded to F-105G-1-RE. *1972: USAF 561st TFS (388th TFW). *1972: USAF 17th WWS (388th TFW). *11/16/1972: Shot down by an SA-2 near Don Xoun/Tan Ky/Vinh, North Vietnam.

1967年5月 横田基地三軍記念日で展示された, リパブリック F-105D サンダーチーフ 62-4344 です.ネットの情報では所属は 35TFS/41AD だそうです.隣には F4D ファントム II,B-57B キャンベラ が並んでいますが,いずれもヴェトナム迷彩塗装です.この後まもなく GG とか GRとかの 2文字の識別コードが描かれます.

1964年松島基地航空祭で展示された F-105D サンダーチーフ 62-4387 です. 以前にもこの機体の写真を投稿しているのですが,少しピントが甘かったので投稿を見送っていた一枚です.ネットで調べたところ,この機体はヴェトナム戦争を無事に乗り切って,ラックランド空軍基地のUSAF Airman Heritage Museum に展示されているそうです.全体はヴェトナム迷彩になっていましたが,この1964年頃は鈍い銀色でした.

1966年5月 厚木に於ける F-105D 62-4352 です. 元のフィルムが 6 x 6 版ですが,あいにくの悪天候と,露出不足が重なって通常であればボツにするところですが,なんとかいかしたいものと,ソフトであれこれやって見たものです.不自然なところは大目に見てください.

1966年5月 厚木基地三軍記念日に展示された,F-105D 62-4352 です. すこし前に投稿したF-105Dの写真では柵などは無く,触ってみられるようになっていましたが,当初はこの写真のようにロープがはられて直接触ってみることは出来ないようになっていたようです.展示も終盤になるとこういった対策は無視され,さわり放題となったようです. 翼の下から撮った写真ですが,こうしたローアングルは二眼レフならではで,35ミリカメラではあまり撮れないアングルでした.

1966年5月 厚木基地三軍記念日で展示された, F-105D サンダーチーフ 62-4352 の胴体後部の J-75 エンジンのアフタバーナー部です.フラッシュを使ったので,ノズルの奥まで光が届いています.手前に見えるのは四枚のエアブレーキです.

1966年5月 厚木基地三軍記念日で展示された, リパブリック F-105D-25-RE 62-4352 の在りし日の姿です.まだヴェトナム迷彩化される前で,尾翼の識別コードもありません.ネットの記事ではこの 62-4352 は､ほぼ一年後の1967年5月5日北ヴェトナムの ビンホア付近で撃墜されているそうです.その記録によると同じ日にF-105 が三機撃墜されていますので,相当激しい戦闘だったのでしょう. それにしても F-105は背の高い,大きな戦闘機だったと再認識させられます.

FH-399

FH-399

FH-399

1968年4月 横田基地に着陸する リパブリック F-105F サンダーチーフ 63-8291 です.この写真では主翼に隠れてレジが見えませんが,次のカットに写っていますのでレジは間違いないと思います.複座型で後席に白いカーテンが見えます.胴体下には訓練用ディスペンサーを吊り下げていますが,水戸の射爆場に行って訓練をしていたのかも知れません.この機体は最終的にはワイルドウイーズル F-105G に改造されているようです.この時期にはまだ尾翼に識別コードが描かれていませんが,まもなく大きくコードと機体番号が描かれることになります.

1959年5月，アメリカ空軍立川基地三軍記念日で展示された，リパブリック F-84G サンダージェット 52－3265です．大分前に同じ機体の写真を一枚投稿しておりますが，探したらもう一枚出てきました． 1959年5月時点ではもう日本国内で F-84Gが配属されている基地は無くなっていたと思いますので，立川基地で保管中の機体では無いかと思います．

1971年11月航空自衛隊小牧基地で行われた,国際航空宇宙ショーで展示された.アメリカ空軍 18FTW/12TFS リパブリック F-105D サンダーチーフ 62-4248 です.ブルーエンジェルスの F4J ファントムが参加したショーとして知られていますが,このサッドは最後の公開でした. 手前の尾翼はアメリカ海兵隊のノースアメリカン OV-10A ブロンコ, F-105Dの後に見えるのは アメリカ海軍 VA-27 LTV A-7E コルセア II です.

この機体はUSAFからEAA Museumに貸し出されているそうです。

1959年5月17日 アメリカ空軍立川基地三軍記念日に展示されていた,リパブリック F-84G サンダージェット 52-3265 です｡1959年当時既に F-84G を装備した飛行隊は日本には駐留していませんでしたので,一機だけでしたが展示されていたのを見た時はうれしかったと思います｡ただ惜しいことに一枚しか写真を撮っていません｡フィルムをケチったとしか思えませんが,それから63年も経つとなんともったいない機会を逃したものかと後悔しきりです｡機首にSなのか,5なのか判読できないニックネームが書かれています｡

1966年7月 横田基地の箱根ヶ崎側の滑走路端で撮った,リパブリック F-105D サンダーチーフ 62-4346 です｡どうもフィルムが劣化したのか,コントラストが弱くて,取り込んだときにいろいろいじったのですが,イマイチ切れの悪い写真ですが,何しろ56年前の写真ですから仕方がありません｡柵のそばでマニアが二人撮っていますが,この頃はこうしてカメラを構えていても,警備員に追い払われることはありませんでした｡F-105はでかくて音も豪快で,F-4よりも好きでしたね｡ヴェトナム迷彩ですが,垂直尾翼にはまだ二桁の部隊コードが書かれていませんでした｡

展示場から見た F-105 の整備ハンガーです｡左から 63-8280,63-8283,63-8271 で,三機ともF-105D だと思います｡よく見るアラートハンガーではなく,F-105のレーダーなどの整備用のハンガーだろうと思います｡

厚木基地三軍統合記念日。読み直しました。

松島基地での展示を終えて横田基地に帰っていく F-105D 62-4277 です｡F-105Dは1964年,65年,67年に松島基地で展示されましたが,この1967年が最後の展示で,以後はヴェトナム戦争で消耗され見ることはありませんでした｡