エアアジア・グループが導入するA330-900neoの初号機が2019年6月12日(水)、初飛行を完了しました。製造番号は「1901」、機体記号(レジ)「HS-XJA」で登録される予定です。
この機材は、バンコク・ドンムアン国際空港を拠点に、エアアジア・グループの長距離格安航空会社(LCC)のタイ・エアアジアXが運航する予定です。エアアジアが発注したA330neoはすべてA330-900で、クアラルンプールからヨーロッパへ直行便で飛行できる航続距離を備えています。
A330neoはA330の成熟性を踏まえながら、エンジンはA350に搭載するトレントXWBの技術を取り入れたロールスロイスの新たなトレント7000ターボファンエンジンを採用しています。また、新しい複合シャークレットを搭載した空力特性の主翼が採用され、現行のA330と比べるとA330neoは燃費25%の向上が期待されているほか、快適な新客室「Airspace by Airbus」を装備します。
なお、初飛行を完了した「1901」は、6月17日(月)から6月23日(日)まで開催されるパリ・エアショー2019に参加する予定です。
.@AirAsia's first #A330neo has taken off for its maiden flight! Want to get a sneak preview? This new generation widebody aircraft will make its first appearance at Paris Air Show #PAS19. Get REaDy! pic.twitter.com/dnkXQiSjuv
— Airbus (@Airbus) June 13, 2019