サウジアラビアのフラッグキャリア「サウディア」は2023年4月15日、スーダンのハルツーム国際空港に駐機中のエアバスA330-300型機が戦闘に巻き込まれ、損傷したことを明らかにしました。
発表された内容によると、サウジアラビアのリヤドへ向かうため、出発準備を行なっていたSV458便「機体記号:HZ-AQ30」が被弾し、乗務員などが緊急脱出を実施。全員の無事が確認されたとしています。同日、アフリカ・スーダンでスーダン軍と民兵組織の戦闘が発生しており、この影響を受けたものとみられます。また、複数メディアによると、同機と並列して駐機されていたウクライナのLCC「スカイアップ」のボーイング737-800型機も損傷を受けた模様です。公開された映像では、機体後部から煙を上げる737-800と、垂直尾翼を含む機体後部が大きく損傷し、脱出シューターが展開されたサウディアのA330-300が確認できます。
Updated statement regarding the damage to the #SAUDIA aircraft in Sudan pic.twitter.com/E0qs7nIoRT
— المركز الإعلامي | الخطوط السعودية (@svmedia_center) April 15, 2023
#KhartoumAirport has shut down all traffic. Fighting is ongoing in the city. Sudanese Air Force is involved in the fighting. Fatalities feared. Multiple aircraft were hit by RPG fire and gunshots. Developing situation... pic.twitter.com/g3oaybYwOO
— JACDEC (@JacdecNew) April 15, 2023