航空自衛隊のスクランブル発進、2013年度上半期は前年度同期比で99回増

航空自衛隊のスクランブル発進、2013年度上半期は前年度同期比で99回増

防衛省統合幕僚監部は2013年10月9日、平成25(2013)年度上半期の緊急発進実施状況を発表しました。

2013年4月1日から9月30日までに、緊急発進は308回あり、前年度同期と比べて99回増加しています。国別の割合はロシア機が約44%、中国機が約48%、北朝鮮機が約3%、その他が5%でした。

方面隊別では北部航空方面隊が110回、中部航空方面隊が24回、西部航空方面隊が14回、南西航空混成団が160回でした。これも前年度同期と比べると北部と南西が増加し、中部と西部が減少しています。

ロシア機への緊急発進が136回で昨年度同期と比べて2回増加しています。中国機へは149回で80回も増加していますが、前年度の下期と比べると88回減少しています。ロシア機は哨戒機が多く、中国機は戦闘機が多いとみています。9月9日には東シナ海で国籍不明の無人機を確認しています。

過去5年間の統計を見ると、ロシア機への対応が徐々に増え、中国機への対応が劇的に増えていることが分かります。

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