スカイマークのA380、比べて分かった世界最少シート数で「最も豪華な空間」

スカイマークのA380、比べて分かった世界最少シート数で「最も豪華な空間」

2014年は日本路線にA380がさらに投入される可能性のある1年になりそうです。アシアナ航空のA380初号機がすでに引き渡しに向けた最終段階にはいっているほか、カタール航空向けに2014年4月以降に引き渡しされる予定、さらにエティハド航空向けのA380もすでにパーツの生産がはじまっています。いずれも日本路線があり、今後の就航にも期待が高まるところ。

それ以上に日本の航空会社として初めてA380を保有することになるのがスカイマーク。すでにその初号機、機体記号(レジ)「JA380A」の尾翼がツールーズに運び込まれ、最終組立に着手したところ。この機材は2014年にも引き渡しされる見込み。この機材はジャンボ完全退役後には、日本では新たな大型機として人気がでるとみられます。

そして、1度はこのA380に搭乗してみたいところ。スカイマークはニューヨーク線を申請済みのほか、ロンドン線、フランクフルト線などの就航も計画。運賃も日本航空(JAL)や全日空(ANA)よりも廉価に設定するとされています。特に、A330ではすでに発表されているとおり、A380でもゆったりとしたシートを採用するとみられています。

正式な発表はされていませんが、スカイマークは世界でA380を保有する航空会社としては最もシート数が少ない仕様。ビジネス114席、プレミアムエコノミー280席、計394席。すでに導入済みの航空会社でもっとも少ない大韓航空のA380でも407席と13席も少ない仕様。ちなみに大韓航空のA380にはファーストのラウンジが機体1階の前方、1階の後方には免税ショップ、2階後方にはビジネス向けのラウンジと余裕のある造りをしていますが、それよりもさらに少ない座席仕様でとなっていることから、スカイマークの1座席あたりの広さはかなりのものになると想像されます。

こうした点から、スカイマークのA380は他社の座席仕様と比べ、「最も豪華な」空間の使い方をする機材といえそうです。

2014年はA330導入とあわせ、A380の受領でスカイマーク、そしてエアバスが日本で大きな話題になるでしょう。

航空会社フロアファーストビジネスプレミアム
エコノミー
エコノミー合計
スカイマーク1階--280-394
2階-114--
大韓航空1階12--301407
2階-94--
シンガポール航空 (新仕様)1階12--311409
2階-86--
ブリティッシュ・エアウェイズ1階1444-199469
2階-5355104
シンガポール航空 (旧仕様)1階12--311471
2階-60-88
カンタス1階14--371484
2階-6435-
エミレーツ (新仕様)1階---399489
2階1476--
マレーシア航空1階8--70494
2階-66-350
中国南方航空1階8--352506
2階-70-76
タイ国際航空1階---377507
2階1260-58
エールフランス1階9--343516
2階-803846
エミレーツ (旧仕様)1階---427517
2階1476--
カタール航空1階8--457517
2階-52-
ルフトハンザ1階---420526
2階898--
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