成田就航LCCのまとめ-ANAとエアアジアのLCC設立正式発表前に

成田就航LCCのまとめ-ANAとエアアジアのLCC設立正式発表前に

全日空(ANA)とエアアジアが設立を発表する予定の格安航空会社(LCC)は成田空港を拠点にすると伝えられています。成田空港はLCC専用ターミナル建設などが検討されるなど、最近はLCC誘致に積極的。そこで発表前に、成田に就航するLCCについて、ざっくりおさらいしてみました。

成田空港をめぐる最近のLCCの動きでは、スカイマークが2011年10月30日から成田/旭川線を皮切りに、11月20日に成田/新千歳線、12月1日に成田/那覇線の就航を表明。最安運賃は1便に20席ほどを980円として格安運賃を提供する計画があります。

ANAはこうした動きに対抗、アジア全域でLCCのネットワーク展開を目標にするエアアジアと協力し、国内線、国際線に進出するとみられています。また、日本航空(JAL)もジェットスターと組んで、国内線のLCCを展開する見込み。

成田のネットワークの多くを占める国際線では、LCCの乗入れはまだ十分とは言えないでしょう。

ジェットスターが2008年12月に乗入れて以降の就航はしばらくなく、2007年12月からプログラムチャーターで乗入れていたビバ・マカオは2010年3月に経営上の問題から撤退。ただ、2010年から発着枠の増加にともない、春秋航空の茨城/上海線の一部便を成田で運航するなど、徐々にLCCが増加。2011年にはプログラムチャーターでビジネスエアー、定期便でエアプサン、イースター航空が就航し、少しずつLCCが利用する空港になりつつある。

さて、ANAとエアアジアの設立するLCCでどれだけ路線を国内外に展開するでしょうか?そして、競争するアジアの航空会社がどれだけ日本に乗入れてくるか?どちらの場合でも、既存の航空会社も含めて、これから展開する路線や運賃、そして気軽に飛行機に乗れるようになりそうです。

航空会社路線成田就航日
ジェットスター成田/ゴールドコースト、成田/ケアンズ2008/12/18
エアプサン成田/釜山線2011/6/23
イースター航空成田/仁川線2011/7/1
ビジネスエアー 成田/バンコク線2011/3/15
定期チャーター便
春秋航空成田/上海線一部便を成田発着で就航
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