フィンエアー、香港、シンガポール線で客室乗務員をアウトソーシング

フィンエアー、香港、シンガポール線で客室乗務員をアウトソーシング

フィンエアーは2014年9月1日、ノルウェーの乗務員管理会社のOSMアビエーションと、機内サービスの外部委託契約を締結したと発表しました。

第一段階では、OSMアビエーションは香港、シンガポール路線で、フィンエアー向けの機内サービスを提供します。この路線の客室乗務員は、OSMアビエーションがアジアでスタッフを雇用します。その後、長距離、短距離路線とも、OSMアビエーションがフィンエアー向けに客室乗務員の派遣を拡大していきます。

フィンエアーは2011年以来、客室乗務員組合とコスト削減に向けた交渉を進めており、2014年春にその交渉は暗礁に乗り上げ、2014年6月にはコスト構造を変え、黒字化体質に向けた新たな方策としてアウトソーシングを進めると発表していました。

フィンエアーは2015年第1四半期に香港、シンガポール路線でOSMアビエーションのスタッフによる運航を開始します。これにより、フィンランドでの客室乗務員の影響は年間100名ほどと見積もられています。フィンエアーでは2015年から2年間で、長距離、短距離合計で20路線をアウトソーシングする計画です。

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