ボーイング施設拡張、777X主翼センターと737デリバリーセンターの進捗

ボーイング施設拡張、777X主翼センターと737デリバリーセンターの進捗

ボーイングは2014年2月18日に777Xの主翼生産をワシントン州エバレットで行うと発表してから1年が経ち、その経過を同社ブログ「Randy's Journal」で紹介しています。あわせて、ボーイングの737デリバリーセンターの拡張についても紹介されています。

エバレット工場での「777X複合材主翼センター(777X Composite Wing Center)」は最終組立ラインを含む世界最大の建物の北側に約100万平方メートルの敷地を確保し、その建設を進めています。完成は2016年5月の見込みで、建設までに約3.5万時間、31,000トンの鋼材、480マイルの電気ケーブル配線、17万トンのコンクリートなどが使用されます。

また、ボーイング・フィールドの737シアトル・デリバリーセンターは、現在の737の月産機数42機を、2017年に47機、2018年に52機へ引き上げることも踏まえ、航空会社への引き渡しをスムーズに行っていくため、現在の施設を倍の広さに拡張するものです。こちらは2015年半ばにも完成する見込みで、現行機の737 Next Generation、その後に続く737 MAXを引き渡す施設となります。737の最終組立はレントン工場で行い、テスト飛行など引き渡し前はボーイング・フィールドを拠点に作業しています。

ボーイングの引き渡し残機数は2014年末時点で5,789機となり、過去最高となり、記録的な受注機数を生産、引き渡ししていく体制を整えています。

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