KLMオランダ航空は2015年3月28日(土)、シアトルからアムステルダム・スキポール空港に最新の777-300ERが到着したと発表しました。この機体は、ブラジルの「チジュカ国立公園」にちなんだ愛称となっており、機体記号(レジ)は「PH-BVN」です。
この機体はKLMの777で初めて新しい塗装を施し、客室には新シートが装備されています。KLMは4月に「PH-BVO」の777-300ERを導入する予定で、これも新しい塗装とシートを装備します。
新しいエコノミーは、スリムシートを採用しており、足元スペースが広くなるほか、人間工学に基づいて最適化されたヘッドレストが装備され、首回りの快適性が向上します。ビジネスでも新しいフルフラットシートを導入しており、睡眠や仕事などに集中できるようプライバシーに配慮された作りになっています。クッションは、KLM向けに特別に設計され、耐久性、素材が見直されたほか、シートには電源コンセントが用意されます。
機内エンターテイメントは150種類以上の映画を提供し、TV番組は200以上が用意され、各国語の言語で放映します。エコノミーが9インチ、ビジネスが16インチとこれまでより大きいモニターを採用しており、HD画像でインタラクティブなタッチスクリーンを採用しており、離れたシート同士で会話ができる「シートチャット」アプリを搭載しています。