インドの格安航空会社(LCC)のインディゴは、2015年12月30日に受領する予定のA320neoについて、受領時期が遅れると発表しました。インディゴの親会社のインターグローブ・アビエーション(InterGlobe Aviation)が発表しています。
エアバスから12月17日付で書面を受領し、12月19日付で発表しているもので、エアバスは詳細を明らかにしていないものの、A320neoの開発と改良に絡む理由を「industrial reasons」として通知しています。インディゴは新たな納入スケジュールは未定として、時期などは分からないとしているほか、他の導入予定の機材についても遅れる可能性があるとして、供給量の不足についての対応は検討中としています。
A320neoを巡っては、P&Wエンジン搭載機についてはヨーロッパ航空安全庁(EASA)とアメリカ連邦航空局(FAA)から型式証明を同時取得していますが、その後に当初予定されていたカタール航空への納入が変更され、ルフトハンザドイツ航空に初号機が納入される見通しとなっています。
P&Wエンジン、PW1100G-JMエンジンではハード、ソフトウェア共に変更が行われることが報じられており、これに伴う運用制限からカタール航空が初号機の受領を拒否し、ルフトハンザへ初号機が納入されると伝えられていました。