航空機メーカーのATRは2016年1月21日(木)、2015年の売上高が過去最高の20億ドルを記録したと発表しました。2014年の18億ドルを上回る過去最高の売上高で、引き渡し機数も過去最高の88機でした。この納入機数は2010年の51機から72%増となっています。
受注は確定76機、オプション81機と計157機となりました。ATRは2010年以降、90席クラスの航空機販売でベストセラーとなっており、このクラスで37%のシェアを獲得、さらにターボプロップ機に限定すると77%となります。
2015年は同社の最新シリーズ「-600」で新たに12社が導入しました。これにより運航会社はATR全シリーズで100カ国の200社超となっています。また、2015年は同社の1,500機目の確定発注を獲得しており、この区切りの発注分は日本エアコミューター(JAC)でした。
なお、2016年初めの受注残機数は260機で、総額66億ドル相当となります。ATRはこれまで総受注数は1,538機、納入機数は1,278機となっています。
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