アメリカ太平洋軍は2016年9月22日(木)、韓国空軍のF-15Kスラムイーグルと嘉手納基地のKC-135ストラトタンカー、航空機動衛生隊(AES)が別々の訓練を太平洋で同時に実施したと発表しました。第909空中給油飛行隊のKC-135が韓国空軍のF-15パイロットの出撃状況を想定した給油訓練を実施し、機動衛生隊が現実世界での作業環境をシミュレーションしました。
アメリカ空軍は、同時に複数のミッションを行うことで、それぞれ限られた資源を最大限に活用し、また韓国の戦闘機が空中給油機の支援を受け、長距離飛行の訓練を通じて、信頼関係を高めていくとしています。
また、夜間の空中給油では給油する航空機が見づらく、ブームを操作してリセプタクルを確認するのも訓練や熟達しておく必要があるとしています。こうした訓練と同時に、KC-135の機内でAESによる患者への医療行為の確認作業が行われました。
KC-135は給油機としての任務と同時に、医療搬送任務を担っており、現実に発生した場合には即だに対応することができるよう、体制を整えています。