雨予報を跳ね除けた朝の羽田から、ANAフラッグシップB773で北京へ。短距離を短距離と思わせない至福のCクラス。《A spring has come in Europe ①》 - ANA (全日空) 口コミ・評価

航空会社 ANA (全日空)

2024年04月29日に撮影されたANA (全日空)の航空機写真

© flyskyさん

全日空(ANA)は、日本ヘリコプター輸送と極東航空が1958...
日本
IATA | ICAO
NH | ANA
アライアンス
スターアライアンス

搭乗レビュー
雨予報を跳ね除けた朝の羽田から、ANAフラッグシップB773で北京へ。短距離を短距離と思わせない至福のCクラス。《A spring has come in Europe ①》

航空会社
全日空
便名
NH961
ビジネス
搭乗日
2019/04
路線
羽田(東京) → 北京
機体記号
JA791A
機材
Boeing 777-381/ER
総評:5
5ッ星
機内食・ドリンク
5ッ星
座席(シート)
5ッ星
機内スタッフサービス
5ッ星
エンターティメント
5ッ星
トイレ・洗面台
4ッ星
機材コンディション
5ッ星
地上サービス
5ッ星
口コミ投稿者
Harry Lennonさん
アクセス数
1,278
投稿日
2019/04/10

搭乗写真

  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    《洋食MENU》
    前菜:ハーブチキン... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    朝7時を迎えようかという羽田国際線タ... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    10度は余裕で下回ってますが本当に清... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    出国審査を抜けるとすぐ右の110番ゲ... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    ANAラウンジのヌードルバー。ここで... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    ワインはなかなか満足度高し!以前成田... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    食べ過ぎは良くないってわかってるのに... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    どうしてもホテルの朝食的になりますよ... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    あと15分で搭乗。そこへカレー登場。... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    ガラス張りの搭乗口から本日のバディ、... 続き
  • 写真の種類:座席(シート)
    すっかり導入から年月も経ち、ANAに... 続き
  • 写真の種類:座席(シート)
    遠くからひときわ輝きを放っていた自席... 続き
  • 写真の種類:座席(シート)
    通常状態は座り心地イマイチと風の噂で... 続き
  • 写真の種類:座席(シート)
    サイドテーブルはこれぞANAという青... 続き
  • 写真の種類:機内エンターティメント・アメニティ
    モニタは確か17インチ、言わずもがな... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    Aランを横切るのに踏切が開くのを待ち... 続き
  • 写真の種類:機窓・風景
    巨人GE90-115Bの砂かぶり席。... 続き
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    飛騨上空あたりで、まずはシャンパーニ... 続き
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    主菜に箸をつけ始めた頃(と言ってもワ... 続き
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    メニュー詳細はトップの写真に。ワイン... 続き
  • 写真の種類:機内エンターティメント・アメニティ
    ピエール・エルメ氏プロデュースのデセ... 続き
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    朝鮮半島上空にアニョハセヨなあたりで... 続き
  • 写真の種類:機内エンターティメント・アメニティ
    ノイズキャンセリングなヘッドフォン。... 続き
  • 写真の種類:機窓・風景
    ソウル上空と思われます、お邪魔します... 続き
  • 写真の種類:機窓・風景
    北京周辺のこの緑、グーグルで調べたら... 続き
  • 写真の種類:機窓・風景
    そうこう考えてるうちに気づけば北京首... 続き
  • 写真の種類:機窓・風景
    ターミナル3へと15分ほどかけて移動... 続き
  • 写真の種類:機内エンターティメント・アメニティ
    この便の航路。おそらく指示により着陸... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    526番スポットに収まったバディ。4... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    北京乗り継ぎの始まりです。余計なこと... 続き

総評

来年にはT-3と看板を掛け替える羽田・国際線ターミナル。朝も早く、時計が7時を指す前にはすでにもう、この場所で自分の旅のスタートを五感で感じていられるなんて、こんな旅好き冥利に尽きるこたあございません。2020年と言うビッグイヤーを迎えるにあたり、知ってか知らずか、進化の真っ只中にいる当空港のこのパリッと清潔感あふれる出発ロビーは、いつも以上に得意顔をしているように見えます。それは多分、自分の旅テンションを大いに反映しているのでしょう。旅先で人が優しかったり、街が特別輝いて見えるあの感覚ときっと似たようなもの。
念願でした。いよいよ数年ぶりのヨーロッパ小旅行への切符を手中にできました。

《※食事などの詳細は写真に載せました。》

「こちらへどうぞ!」
誘導線の入り口に立ちチェックインカウンターを眺めてた自分を気遣ってお声掛けしてくれたスタッフさん。朝のANAの看板を背負っている彼女たちの笑顔の安心感に、心も荷物も預けます。この時間帯は混雑もまだ見せていない上に、ビジネスクラスのチェックインですから、それはもうストレスフリー。個人的には羽田からの国際線ビジネスクラスは初、そしてANAでのビジネスも初と、初ものづくしです。そんな朝から浮ついた心の重量バランスは、きっと座席配分で空のバランスをとるプロフェッショナルたちには筒抜けだったかもしれません。。

「北京経由でコペンハーゲンまでのご利用と、翌日コペンハーゲンからパリ、シャルル・ド・ゴールまでですね。」
「はい!コペンハーゲンで一泊するので荷物は一度そこで貰いたいです。」
「かしこまりました、確認いたしますね。ではチェックインは明日のパリまでの便を含め行いますので、ボーディングパスは3枚お渡しいたします。」

やはり空旅の5割はチェックインカウンターで決まりますね。フレッシュながらトーンの落ち着いたその接客と、春の花のようなスマイルに、もう行き先などどこでもよくなって来そうですが笑、、いやいや!忘れ物はないか確認してセキュリティとイミグレに向かいます。
羽田のイミグレはご存知パスポート&顔認証。例に漏れず「ハンコください(世代バレなお菓子)」派な僕は、ゲートの先の係員さんにバツンと出国スタンプをもらってほっこり。ああ、国際線のエアサイドに出た時のいつものこの安堵感、そうこれですよねえ。
さて改めてゲートを確認します。おお、イミグレ通過後のすぐ目の前、110番ゲート。さらにはすぐ近くにANAラウンジがあるもんですからありがたい。やおよろずの旅の神様に感謝しつつ柏手を打ち、まずは早々とラウンジ参拝です。

今回の欧州旅へのファーストフライトはANA 961便、まずは大陸の玄関口・北京に向かいます。日本からだとかなり短距離な就航地ながらも、フラッグシップであるトリプルセブンの懐へ飛び込めるありがたい路線ですね。だから当便を選んだわけじゃないんですが、結果的にちゃんとANAのビジネスも経験できつつ(短距離とはいえ)、欧州各社のエアラインもしっかり旅程に組み込めるというエッセンス満点なプランに、この数ヶ月ニヤニヤしていました。笑
アジア圏をホッピングして欧州に向かうのは、個人的には10数年前にクアラ・ルンプール経由で深夜のローマ行きに乗った旅以来でして、今回の北京に至っては初体験。一旦カラーの異なる場所を挟む旅も大好きです。

しかし唯一気になっていたのは、Flyteamでもユーザーさんが書かれていたり他サイトでも記事を見かけていたりした、いわゆる「北京乗り継ぎ二度としない問題」笑。よっぽど不親切なのか非効率的なのか。。うーん、もうこのコースを選んでしまってるので。笑
旅の鉄則。マイナスな思考へ行かず、旅できてること自体を幸せと考える。と同時に、限られた時間に大きく影響する非効率なものは避けねばなりません。ここら辺は行動センスが問われるポイント。少なくとも自分は事前下調べを入念にして、先ほどのGSさんにも念のため北京接続がどんなもんか聞いておきました。彼女がおっしゃるには、一度入国しない接続であれば、導線に従っていけばスムーズに済み、問題ないとのこと。あとはこの時間帯とこのシーズンの如何により流れ具合は決まりそうですが、、果たしてどんな難関が待っているのか。。なんかもう、行く先で待ち構える西遊記の意地悪な妖怪しか浮かんでこないんですが。笑
とりあえずラウンジにいるってだけで楽天的な私、今は筋斗雲に乗った心地でふわふわとフードコーナーを徘徊しています。天ぷらそば、うまし!

ラウンジ境内はなかなかの混雑具合で、席使用率は7、8割といったところでしょうか。ボーディング開始が8:40だから、それまでかれこれ一時間くらいは寛がせてもらいました。駐機場が一望できる窓側ソファに陣取っていましたが、8:00になるとブラインドがスルスルと上にオープンしていき、北東と思われる方向から眩しい春の朝陽がやってきました。手元のワインたちのステムレスグラスが光を跳ねさせ、カレーも不思議と美味しさを膨らませます。久々でいっぱい食べちゃったなあ笑。さあ、乗る前から満足感に身を包み、トイレでの最終積み下ろしを済ませたら、いよいよ大きな船に乗り込みます。。

前方ドアの入り口で迎えてくださっているチーフパーサーさん、どこかでお見かけしたことある、、と思ったら。穴が開くまで熟読していた(笑)某誌上の搭乗記に載られてる方でした!嬉しくて食事の時に思わずお声掛けさせてもらったのは言うまでもありません。。「びっくりしました、初めておっしゃっていただきました、、」と笑われてるそのお顔の紙面の200倍は素敵な輝き。我々ANAラバーが日々を頑張れるエネルギーの源ですね。。しかしまあ、ビギナーがいきなりおっきな金脈を掘り当てたような申し訳なさと、旅のスタートで運を全部使ったような愉快さを、一人勝手に心の中で転がしていました。笑

初めて腰掛ける、今や定番となったANAスタッガートシート。シップ自体がまだかなり新しいこともあり何とも清々しいです。2010年代初めに発表されてから時間は経ちましたが、ようやく自分も対面。レビュー的には目新しさがないかもしれませんが、この嬉しさが伝われば良いです。笑
窓枠の白色が朝の光で乳化して、それがシートプロダクトのブルーに気持ちよく溶け込んでいくような、快適でプライベート性の高い空間。かなり上質ですね。国内線プレミアムクラスと共通する清潔感と雰囲気もありつつ、しっかりと国際線ならではの静かな風格をまとっています。細かい内容は写真に記載しました。

大型機ならではの出発までの長い所要時間も、この空間ならデニーズ並みに長居できますねえ。しかも全員の搭乗完了後に周りを見渡すと、かなり今日は空いている様子。いやあてっきり終始中国語が飛び交っているのかと想像してましたが(どんなだ)。周囲に存在するのはCAさんの心地よい笑顔とサービスと、窓からの景色と光のみ。これは快適そのものと言わざるをえません。
さて、9:05出発の当機はほぼ定刻通りプッシュバック開始、歌舞伎の拍子木の音が聞こえてきて安全説明の上演が今日も始まります。長いお尻は右に振られ、誘導路を南下していきます。どうやら今朝はC滑走路南端R34からの離陸のよう。タキシングも安心の乗り心地のB773に揺られながら、遠くまで澄み切った臨海地区の風景にしばしの別れを告げて、9:20過ぎ、GEエンジンのハイトーン音とともに飛び立ちました。

まもなくしておなじみの湾上での右旋回。朝の水面がいつも以上にキラキラと見送ってくれていて、おまけに青空の端には富士山も大きく見えます。昨日までは曇りないし小雨と言う微妙な予報だったのにそれも何やら覆り、ここまで気持ち良い出発の好条件が揃うともう、、なんとゆうか色々疑います笑。ちょうど4月1日なので、全部騙されてるとか。。笑
まだまだ嬉しいことは続きます。担当してくださったCAさんは出身県もまあまあ近い北陸美人の方でとっても距離感が心地よい方。業務上支障のないであろう範囲で色々お話もしてくださいました。しかもチーフさんは先述の紙面超えスマイルと優しさのお方ときてるでしょう。。ほんと空いててよかったあ。笑 人生頑張っていたら良いことあります。

思わずCAさんの話を先にしてしまいましたが笑、揺れも少なく快調にポジティブクライムを終えた後は、秩父上空あたりでリクライニングやテーブル使用オーケーのアナウンスがあり、9:35くらいにはベルトサインオフとなりました。9:50には御嶽山が見えるあたりでキャプテンからご挨拶。順調にいけば予定より20分早い11:40(現地時間)到着、北京の気温は14度、と言うことでした。
これだけCAさんたちが素敵だと、絶対この機のコクピットクルーも精鋭に違いない、、と思わせる不思議な安心感。お顔拝見できないのがほんと残念ですよねえ。割と本気で思ってるんですが、ベースボールゲームのバックスクリーンでの選手紹介みたいに、離陸前にモニターで機長さんたちを紹介したら、高まるエンジン音と相まってめちゃくちゃ盛り上がると思うんですけどね。。あんまり興奮したら安全上支障でちゃうか。笑

そして9:50ころ、飛騨の上空にさしかかったあたりで最初のドリンクをいただきました。ワイン好きな僕はスパークリングに飛びつきます。先輩たちがスタッガートシートでレビューされてる、あのグラスに立ち昇る泡を、私めにも。デュヴァル・ルロワのノンヴィンテージ。深くて甘美。。最近美味しいシャンパーニュを飲む機会がたまたま多かったんですが、これも負けずに美味しい。空の上でいただけるものとしてはかなり上質だと思います。これだけでも乗ってよかったと思えますが、あの、いやもう少し色々楽しみます。笑 スペインのライマットのシャルドネも充実感ある飲み心地。よく飲んでいる国内線ワインも美味しいけど、やはり1、2ランク上を行ってるのは香りの段階でわかります。

食事は事前にWEBでメニューチェックしていて、洋食が魚だったので白ワインラバーとしては迷わずチョイス。少し前から事前に予約しておけるサービスが開始されていました。食べてみて感じたのは、やはり日本のエアラインは美味しさはもちろん、味も作りも繊細とゆうこと。割とライトなサービス内容であろう短距離便でこれですから嬉しくなります。副菜に至るまで全く手ぬかりは感じません。今回いただいた他2社の機内のCクラスミールと単純比較しても、味の違いなどは好みもあるでしょうが、とにかくANAの食事はきめ細やかさの一言に尽きます。これはエコノミーに乗った時も思いましたが。

美味しい食事はあっという間。デザートも見た目以上になかなかのボリュームがあり、ありがたくしっかりと平らげると大きな満足感の波が押し寄せてくるのがわかりました。
コーヒーをブラックでいただいて空のリラックスタイムに一区切りつけた頃、当機はと言うとちょうど朝鮮半島に差し掛かるあたり。出発してから2時間経過、そして予定到着時間まで残り1時間半ちょっと、ということでちょうど全行程のハーフウェイを過ぎたあたりでメインイベントである食事を済ませたかたちになりました。
ここでようやくIFEコントローラやタッチモニタでエンターテイメントを物色し始める僕。画面に頼らずとも周りのすべてがもはやエンターテイメントなスタッガート初心者にとって、ワインも食事も景色も忙しくて忙しくて、、やっと落ち着きました。笑

今更ながらリクライニングもしてみますが、体勢がフルフラットに近くなっても足元に余裕があり、視界も変わらず個室感に恵まれていて、ひっそり休みたい場合には大変よろしいですね。枕もコンフォータも適度なホールド感と気持ちよい肌触り。羽織った時にバサバサ遊びすぎない形状です。長時間の着用・携帯に意外と重要な要素だと思うんです。ちなみにこの後乗り継いだ他社の備品と比べても、ANAのものが一番取り回しに優れていたと個人的には感じました。実際は短距離ながらも、優れた居住性ゆえに長くくつろいで乗り続けてるように錯覚していたかもしれません。

そして大陸の上空に差し掛かろうかという日本時間12:20頃。
そうだ、、今日の正午に新元号発表!そのタイミングで平成最後の旅に出てるとは面白い、、こりゃ着陸してWifiに繋ぐまでお預けだなー。。などと思っていると、担当の北陸美人のCAさんがススッといらっしゃり、
「新元号、地上からの報告がきましたよ、機長から伺いました。〇〇さんは楽しみ取っておきたい方ですか??」
そんな笑顔で言われたら、当然取っておかない方に決まってます。笑

とゆうわけで、僕は新元号を素敵なCAさんから知ることができて今日一番、いえいえ、平成中で一番のガッツポーズを決めました。笑
ありがとうございました。。

おまけ話なのですが、そんなついでにこちらのお方に、今回の僕の最終目的地がパリであること、そして皆さんお勧めのパリの美味しい料理やさんなど差し支えなければ教えてくださいませんか?とお願いしてみたところ、、
本日おりますクルー全員で情報を集めてお伝えしますね!
となんとも快くお答えくださったのです。
そして着陸態勢に入る少し前、あのコートや上着を返してくださるあの時間帯に、北陸ビューティーさんとスマイルチーフがお二人で揃っていらっしゃって、お店の住所などの情報が直筆で書かれ、優しいコメントとイラストが添えてあるANAの絵葉書をご丁寧に持ってきてくださったのです。。こうゆうおもてなしがあるのは他の方のレビューでもたまに拝見してましたが、まさか今回自分にもそこまでしてくださるなんて。。やはりサプライズは誰でも感激するものです。。

旅の冒頭で、しかも目的地にはまだまだ程遠い場所で、すでに旅のピークが来た感否めませんが。笑 最高な思い出をいただいたことに心から感謝し、ここに記します。
本当はその素敵な葉書をレビュー写真で紹介したいくらいでしたが、この搭乗日、便名から、色々ご本人たちに差し支えると失礼ですし、やはりそこは伏せます。
ちなみに滞在中、諸々の理由でご紹介いただいたお店には結局足を運べずじまいだったのですが、葉書はしっかりと旅行記と一緒にしてあります。次回の機会がまた楽しみになりました。

そんなわけで、、ん?
気付くと北京手前で飛行ルートがぐるっと余分な弧を描いています。そろそろアナウンスのあった予定到着時間11:40(北京)になろうかという頃ですが。どうやら自分が上の空(空の上だけに)だった間に、着陸待機の指示でも入っていたようです。ここら辺は北京らしいのか?
乗った当初は、乗り継ぎの実態への気がかりゆえに接続時間も割と気になっていましたけど、、もう割となんでも良くなってきている幸せなやつ。笑 そうです、生きて無事に旅を終えられたらそれで良し!

徐々に街並みが近づいてきます。北京周辺の街並みの緑色(あれ、なんなんですか?)がたくさん見えてきて、整然と並ぶ高層建造物群が仰向けのブラシのようにお出迎え。するとまもなくの着陸、悠然と中国の大地に足をつけたのは現地時間12:05。そこからターミナル3の526番ゲートまでは15分の旅、降機となったのは本来の到着スケジュール12:00をやや押して12:20頃でした。

ほっと一息。窓の外の景色は遠くまで乾いた土色をしていて、目的地まではまだまだ遠いぞー、と旅人に囁いているみたいですが、それがまた長旅の織り成す面白さだなと、頭のカバンに思い出としてぎゅうぎゅう仕舞い込み、忘れ物チェックをし、歌舞伎ビデオメイキングを横目に見ながら、CAさんにお礼を言い、ボーディングブリッジに向かいました。

ああ、あっとゆうまなような、長いくつろぎの時間だったような、不思議なANA Cクラス初体験でした!
多分映画とか観なかった効果もあるんだろうな。。観なくてもこの満足感、個人的には星5つでも足りないくらいです。何度も利用されてるベテランユーザーさんとは絶対違うであろう、お粗末な庶民レビューでした。

さて次回は、問題の北京トランジットの実態と、北京ーコペンハーゲン間のスカンジナビア航空Cクラスレビューを、駄文ではありますがアップさせていただきます。トランジットも次便も、なかなか意外な結果が待っておりました、、

皆さんも良い旅を!

コメント

  • 2019/04/13 15:43:16

    Harry Lennonさん

    ヨーロッパへの序章、高揚感が伝わってきて一緒に旅をしているかのような錯覚にとらわれます。情緒の紡ぎ手ここにあり、ですね。コペンハーゲンへのフライトも楽しみにしております。

    westtower

  • 2019/04/15 09:59:50

    westtowerさま

    ありがとうございます!!本当にいつも有り難すぎるお言葉を。。
    何よりの激励です。この後も旅の回想を楽しみながら誠意を込めてレビューさせていただきます。
    今回はテンション上がりすぎて長ったらしい中身になってしまいましたが、、平成の最後に失礼しました。笑
    Harry Lennon

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