航空会社 ANA (全日空)
- 国
- 日本
- IATA | ICAO
- NH | ANA
- メンバー評価
- 搭乗レビュー 4.05 [11,123件]
- アライアンス
- スターアライアンス
搭乗レビュー
長距離路線のエコノミーに求められるものとは…
- 航空会社
- 全日空 (運航会社:ルフトハンザドイツ航空)
- 便名
-
NH208
エコノミー
- 搭乗日
- 2012/07
- 路線
- ミュンヘン → 成田(東京)
- 機体記号
- JA783A
- 機材
- Boeing 777-300
- 口コミ投稿者
- Take51さん
搭乗写真
総評
国際線の飛行機というのは、生活・文化・習慣も体型も異なる様々な人々が利用するものとはいえ、10時間以上もそこで過ごすとなれば、少なくとも食べる・休息するという民族問わず基本的に求めるものが共通する点では、少しでも満足ゆくものが提供されてほしいもの。
フライト中、さまざまなエンターテイメントが楽しめるよう運航側が工夫を凝らしてくれるのはよいことだとは思いますが、しかし、時差をともなう長時間フライトの場合は、休息のためのより高品質な空間提供ということを考えてほしいものだと思います。
エコノミーの場合、提供される限られた空間での僅かの差は、そのフライトの快適性を左右しますが、この点に関していえば、このフライトは正直言って、空好きな自分にとっても苦しい時間でした。
長時間を過ごすためのちょっとしたものを入れやすいようにという配慮か、ANAのシートポケットはたっぷり目に作られてますが、そこには着席時から、機内誌、機内ショップ、機内エンターテイメントの冊子が……。重さに耐えられない布製のポケットは、必然、膝にぶつかる状態で、そこに配付された水のペットボトルを入れるとさらに悲しい状態になるわけで……。
MUC-NRT路線のANA機材はシート配列も仕様も、現時点で新しいのが望めないことはわかってはいたのですが、今回は日程の都合上、これを利用するしかなく、隣が空いていればというわずかな期待も、実際は平均以上の立派な体格の方が座っていらっしゃって散ってしまい……。
加えて、悪い時には悪いことが重なるものなのか、苦痛を紛らわせてくれるはずのオン・デ・マンドも、この便は調子が悪く、一部の座席に限って行われていた修復作業が、結局はエコノミー全席のをストップさせて行うことになったとかで、見ていた映画も途中で止められてしまうような有様。
質の高いエンターテイメントのサービスもハードがしっかりしてこそだとは思いますが、それ以前に、長距離路線では生理的な苦痛が最小限で済むことを優先に、ちょっとした配慮の意味を元から考え直してもらえたらなぁと感じました。
フライト中、さまざまなエンターテイメントが楽しめるよう運航側が工夫を凝らしてくれるのはよいことだとは思いますが、しかし、時差をともなう長時間フライトの場合は、休息のためのより高品質な空間提供ということを考えてほしいものだと思います。
エコノミーの場合、提供される限られた空間での僅かの差は、そのフライトの快適性を左右しますが、この点に関していえば、このフライトは正直言って、空好きな自分にとっても苦しい時間でした。
長時間を過ごすためのちょっとしたものを入れやすいようにという配慮か、ANAのシートポケットはたっぷり目に作られてますが、そこには着席時から、機内誌、機内ショップ、機内エンターテイメントの冊子が……。重さに耐えられない布製のポケットは、必然、膝にぶつかる状態で、そこに配付された水のペットボトルを入れるとさらに悲しい状態になるわけで……。
MUC-NRT路線のANA機材はシート配列も仕様も、現時点で新しいのが望めないことはわかってはいたのですが、今回は日程の都合上、これを利用するしかなく、隣が空いていればというわずかな期待も、実際は平均以上の立派な体格の方が座っていらっしゃって散ってしまい……。
加えて、悪い時には悪いことが重なるものなのか、苦痛を紛らわせてくれるはずのオン・デ・マンドも、この便は調子が悪く、一部の座席に限って行われていた修復作業が、結局はエコノミー全席のをストップさせて行うことになったとかで、見ていた映画も途中で止められてしまうような有様。
質の高いエンターテイメントのサービスもハードがしっかりしてこそだとは思いますが、それ以前に、長距離路線では生理的な苦痛が最小限で済むことを優先に、ちょっとした配慮の意味を元から考え直してもらえたらなぁと感じました。
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Take51様
HB-JMBです。
一部の座席に限って行われていた修復作業が、結局はエコノミー全席のをストップさせて行うことになったとかで、見ていた映画も途中で止められてしまうような有様。<
このようなことは新しいエンタメシステムでも起きますよ(今年7月エミレーツのA380で導入したばかりの新しいエンタメが11時間まったく使えませんでした)。
そうしたときは、エンタメ使えないことの不満よりまず運航のイレギュラーなく(緊急着陸などなく)無事に目的地に着けるかどうかの心配が先でしたと言っておきます(機内の電源供給は最終的にはコクピットに権限があり、エンタメが原因で機体全体の電源供給システムを不安定化させていたなんてことになると、コクピットからエンタメ(に限らず、照明でもトイレでもギャレーでも)を強制遮断することができるようになっています。そうなったらこの先無事着けるが気が気ではなくなってしまいますので)。コクピットのCRTの具合が悪いような場合ですら緊急着陸実施になることがあるので、電源系統のトラブルでも飛行に支障をきたす場合はあり得るのであなどれません。
「質の高いエンターテイメントのサービスもハードがしっかりしてこそだとは思いますが、それ以前に、長距離路線では生理的な苦痛が最小限で済むことを優先に、ちょっとした配慮の意味を元から考え直してもらえたらなぁと感じました。」というのは、レビューを拝見する限りはコンディションの問題も大きくかかわっているのではと思われます。いくら設計時に「十分に配慮された座席」でもメンテナンスが不良であれば即「不快な座席」に早変わりなわけですから、Take51さんのおっしゃる「設計時の配慮」だけではなく、十分にメンテをしてほしいと思う次第です。
レビューでお書きになったシートポケットの緩みを例にすると、ひざがあたって不快という問題以前にタービュランスが来た際、座席の中身が飛散して自分や他の乗客に怪我を負わせる恐れがあって危険ということに整備部門の考えが及ばず、そのような危険な状態が放置されていることの方が問題のような気がします。
余談ばかりで恐縮ですが。HB-JMB
HB-JMB様
度々のコメント、ありがとうございます。
自分の場合、日本発着の長距離路線の利用時、邦画の見貯めをしたいという時は日系を選ぶことがあるんですが、時代は進化しているとはいえ、確かにそこは飛行機の中ですから、過度な期待はもたないようにすることは必要ですね。これまでも、欧州路線では2度ほど見られなかった時がありました(いずれも欧州系)が、安全に飛ばすという運航側の観点からすると、エンタメシステムを停止しなければならないような場合も出てくるんでしょうね。
あと、布製シートポケットの緩さですが、コメントを拝見し安全上の観点からのマイナス点が大きいことがわかりました。日本国内線も含め、最近のANA機材では新しいシートに切り替わってきているようですが、早く安全かつより快適な旅ができる仕様になってほしいものだと思います。