Rating: 4
Author: kahluamilk

航空会社ジェイエア

ジャルフライトアカデミーの事業本部として1991年4月、発足...

国: 日本
ICAO: JLJ
メンバー評価: 搭乗レビュー 3.69 [145件]
アライアンス: ワンワールド

搭乗レビュー
ゴーアラウンド＆空中旋回も無事に着陸できました。

航空会社: ジェイエア (運航会社：)
便名: JL175
エコノミー

搭乗日: 2021/12
路線: 羽田(東京) → 山形

機体記号: JA245J
機材: Embraer ERJ-190-100(ERJ-190STD)

総評：4: 4ッ星

機内食・ドリンク: 3ッ星
座席（シート）: 5ッ星

エンターティメント: 3ッ星
インターネット環境: 無評価

機内スタッフサービス: 4ッ星
機内清潔さ: 5ッ星

地上サービス: 4ッ星
コストパフォーマンス: 5ッ星

口コミ投稿者: kahluamilkさん

アクセス数: 4,432
投稿日: 2023/12/02

総評

２回目のどこかにマイルでの旅(１回目はまだ搭乗記書いていないですが)、あたったのは山形空港でした。山形は頻繁にいっていますが全て新幹線、もしくは仙台から仙山線。飛行機で行くのはいつ以来という路線だったのでめちゃくちゃ寒い時期ですが良かったかなというのが結果を知った時に思ったことです。ちなみに他の候補は徳島、松山、熊本でした。
搭乗便は７：１５発で自宅を始発でも間に合わない時間なので羽田空港周辺に前泊。イノベーションシティに出来た京急ＥＸに宿泊して朝は送迎バスでターミナルまでやってきました。空港着は５：３１、この時期だと真っ暗な時間です。
セルフチェックイン機、セルフ荷物預け入れ機を利用し保安検査へ。この時期はコロナから少しずつ利用客が増えてきていた時期ですが、まだ５時代では保安検査もガラガラであっという間に制限エリアに入りました。制限エリアに入った時点で５：４２でした。３１番ゲートはバスゲートなので一度ゲートまで行って場所を確認して２階に戻りましたが、カードラウンジのオープンは６時からなのでラウンジ前で少し待機してオープンと同時に入りました。カードラウンジなのでドリンクが数種類ある程度ですが、コーヒーは朝の目覚ましにちょうどいいので頂きました。夏場だったらラウンジやターミナルから到着機を撮影できるのですが、この時期だと６時だとまだ真っ暗、６時半でようやく明るくなってくるという形なので撮影はまったくできず残念。そろそろゲートに向かおうかなと思った６時半過ぎにＪＡＬのアプリから通知があり出発が３０分遅れるとの事。どうやら悪天候の様です。そのままラウンジで過ごし７時頃にゲートに向かいました。出発時間は変更になりましたがゲートはそのままの様です。当初の出発時刻の７：１５頃に優先搭乗が始まり、その後７：１８頃にゲートを通過しバスに乗り込みました。そして７：２５頃にバスは出発し北側貨物エリアに向かいました。バスから降りると目の前にはＥ１９０、ＪＡ２４５Ｊが駐機していました。初めてのエンブラエル機の搭乗です。
搭乗してみると思ったより広い、というかとても広い機体と感じましたクラスＪは１－２、エコノミークラスは２－２配置ですが機体が大きな円形のような感じで空間がとても広く感じて窮屈さは何も感じませんでした。搭乗完了からしばらくたった７：４６頃にプッシュバックを開始、その後は１タミの前を通りＨタキシー、Ｅタキシーと通りＲＷ３４Ｒへ。離陸ラッシュの時間に重なっているので少し時間はかかるかと思いましたがそこまで待機はなく８：０１に無事に離陸し都心を眺めながら北へと向かいました。何回か書いているかもしれないですが、やはり冬場の羽田離陸はＲＷ３４になりやすいのと、東京の大都会が澄んだ空気で遠くまで綺麗に見えるので良いですね。眼下にスカイツリー、少し遠くに皇居、そしてはるか遠くまで続く街並み、遠くに見える富士山と冬場が美しく見えると思います。
その後日光付近を飛行していた８：２０にキャプテンスピーキングがあり、現在山形空港は安全な着陸の為に必要な最低限の視界を有していない事、ただこの後回復が見込まれるのでこのまま山形に向かう事、気温は０℃で順調に着陸した場合８：４５頃に山形空港に着陸することがアナウンスされました。この時点では天気は良好でそのまま萬世道路を下に見ながら山形県の米沢市を眺めながら降下を続けていきました。山形市付近くらいまでは晴れていたのですが、山形駅を過ぎたあたりで下には厚い雲が見える様になりました。そして８：３７に厚い雲の中へ入ってしまいここからは雲の中を降下していく事になりました。下を見ていると少し車なども見え地表が近づいてきたなと思ってもまったく雲は晴れないままの状態で、空港端の道路が見えたと思った瞬間の８：３９に猛烈なエンジン音と機首上げの状態になりゴーアラウンドになった事を知りました。そして再度の離陸上昇中の際にＣＡからアナウンスがあり視界不良の為着陸を取りやめて上昇している説明がありました。上昇を始めると１０秒ほどで雲の外に出ましたし、上空から見ると視界が悪いのは空港周辺だけの様子という妙な感じの状態でした。山形空港周囲って割と霧が出やすいんですよね。
コックピットからは視界不良で旋回すること、燃料には問題が無い事、しばらくは待機するがそれでも視界が回復しない場合は羽田に戻る事が伝えられました。
その後は空港周辺を周回飛行する形になりしばらくしてコックピットから一時的にシートベルトサインを消すのでトイレ利用が必要な方は利用してくださいというアナウンスと、ベルトサイン消灯後の９時８分頃にパックのお茶が配られました。お茶の後しばらくしてヨーグルトアメも配られています。７周旋回したあと９：２７にキャプテンスピーキングで視程が回復しつつあり山形空港へ再度着陸を試みる事がアナウンスされ、９：３５頃に上山市上空で本来の進入ルートへの合流されそのまま降下していき、９：４２頃に空港直前(ＧＰＳを見ると４キロ程手前でした)で再度霧へ突入。この時は機内でざわつきがありましたがさらに降下を続け９：４３に無事に霧の山形空港へ到着しました。霧は続いていましたが１回目のアプローチ時に比べればはるかに視界は良かったです。到着後にはさらに霧が晴れていき、滑走路端のターニングパッドでＵターンする事には晴れていました。というか着陸したＲＷ０１エンド付近は霧、それ以外は晴という感じの状態でした。ロシアであるような着陸した時の拍手はありませんでしたが、私を含めほっとしている人が多かったようです。というか近くに座っていた集団は結婚式へ参加する様な感じだったので冷や冷やしていたみたいですし無事に着陸出来てよかったと思います。後で知ったのですが大阪から山形へ向かっていたＪＡＬ２２３３便も上空待機になっていた様です。そして大阪便は着陸できなかったときには仙台へのダイバートとなっていた様ですが、羽田便は羽田へのＡＴＢだったみたいでこの差は何だったのかなとも思いました。まあ無事に着陸出来たのでＯＫですけどね。そして０９：４７に山形空港へ無事にスポットイン、当初の到着予定は８：１５、出発の遅れで８：４５、結局の到着は９：４７と大幅遅れになりました。私は特に予定はないので全然ＯＫですけどね。むしろ初めてのエンブラエル機の搭乗が長く楽しめたので良かったです。
荷物が出てくるのは早く９：５５には荷物を受け取り到着ロビーへと出る事が出来ました。
その後はレンタカーカウンターに行ったのですがめちゃくちゃ混んでいたので展望デッキで時間を潰し再度訪れたらだいぶ空いていてスムーズに手続きできました。山形空港は晴れて急激に暖かくなってきたのですが、それでも羽田に比べると寒いですね。レンタカーをピックアップして２泊３日の旅のスタートです。