搭乗レビュー
中国の国内船線 その33 MA60衝撃のドタキャン
搭乗写真
総評
ハルピンから煙台までの便は、定刻通り昨年5月に完成した煙台蓬莱国際空港に11:15に到着した。以前、煙台の空港として使われてきた莱山国際空港は、軍民共用で戦闘機と共存していたのが、今回の引っ越しで純粋の民間空港になった。
煙台-大連間は直線で175km。本来、飛行機で飛ぶ距離ではないが、海峡を挟んでいるので、中国製ターボプロップ機西安MA60が重宝されるルートになっている。OKエアーでは、この間を一日4往復運航しているが、今回は三番目の14:30発の便に乗る事とした。
お昼になったので、搭乗ゲートの沖止めバス乗り場に行ってみると、異様に待合室に人が多かった。運行掲示版を見てみると、すでに出発しているはずの一便、二便は「遅れ」の表示となって,まだ出発していないようだ。乗客が盛んにカウンターにいる係員の所に行って、問い合わせている。そのうちに、遅れている二便のために昼食が差し入れられた。空腹による乗客の怒りを収めようとする差し入れ。自分自身はのんきに、大幅な遅れで大連からの新幹線の最終に乗れるかの心配をしていた。
搭乗時間が近くなると、待合室はますます混雑してきた。 待合室からは、遠くに駐機しているMA60が見えるのだが、なぜか人の動きは見られない。
搭乗時間の14:10になり、待合室が騒然となった。掲示板に突然の「キャンセル」の表示が出たのだ。遅れていた便を含めて三便が同時に「キャンセル」の表示が出た。それはないでしょう!
ゲートにいる担当者の周辺には、すぐに人垣ができたが、担当者も説明するのに十分な情報は持っていないようで、乗客の激しい質問で騒然となった。この中で自分はどうしたらいいのだろうか。言葉が十分伝わらない外国人にとっては、なすすべを思いつかない。係員も言葉が通じない外国人を相手している余裕はなさそうだ。問題ない時は快適な中国のエアラインも、一旦問題が発生すると、状況の説明はないし、乗客のことを考えてくれない。今回も最悪の展開。
差し当たり、三つの事が心配だった。どうやって帰るか?預けた手荷物は返してもらえるか?運賃はどうなるか?
そうこうしている内に、乗客が動きだした。キャンセル便の乗客の動きに合わせるしかないので、動きの列に同行した。どうやら、欠航便の乗客をホテルに送るようだ。しかし、明日まで待てない自分は、途中に案内所があったので、手荷物と帰り方を、聞くことにした。中国のほとんどの地方空港では、案内所の担当者は英語が通じない。時間がかかり周囲からの冷たい視線の中、片言の中国語と筆談でコミニケーションすることにした。
どうやら預けた荷物は、到着出口に手荷物窓口があり、そこ行ってくれといっているようだ。行ったはいいが、担当者が不在で気配がない。もとの案内所にもどり、並んで、また筆談で聞く。右往左往して、ついには到着出口から逆に入ってみると、荷物を返す作業をしていて、自分の荷物をゲット。思わず「謝謝!」
次が、どうやって帰るか。どうやら瀋陽までの夜の便が深セン航空で一便だけあり、まだ席がありそうだとわかった。発券カウンターに行ってみると、「ファーストクラスの席しか残ってないが、それでも良いか」と聞かれる。背に腹は代えられず、やむなく購入。2700元。今回の一連のフライトで4回搭乗したが、その合計が2600元だったので、一回の搭乗で、それに相当する金額となり、散々の予定外の出費。
後日談だが、帰った後、過去の運行状況を確認してみたら、この便は毎月のように頻繁に欠航していた。翌日の便もまた欠航となっていたので、バスに乗ってホテルに行った皆さんはどうしたことだろう。欠航の多さからして、機材のMA60の信頼性がやはり問題なのか・・・と疑ってしまう。
欠航の多い便なら、航空会社も、学習効果を出して、もっとスマートな乗客の誘導方法を考えてもよさそうなもの。反省が出来ていない航空会社だと、改めて腹がたってくる。搭乗時間ギリギリの欠航判断は許せない。早い時間の欠航判断なら、状況は違っていただろう。何度も、情報を得るために案内所の列にならんで、チケット購入のタイミングが遅れ、高価なチケットを買わされのではたまらない。
中国の国内線 その34 「しかたなくファーストクラスに」へ続く
煙台-大連間は直線で175km。本来、飛行機で飛ぶ距離ではないが、海峡を挟んでいるので、中国製ターボプロップ機西安MA60が重宝されるルートになっている。OKエアーでは、この間を一日4往復運航しているが、今回は三番目の14:30発の便に乗る事とした。
お昼になったので、搭乗ゲートの沖止めバス乗り場に行ってみると、異様に待合室に人が多かった。運行掲示版を見てみると、すでに出発しているはずの一便、二便は「遅れ」の表示となって,まだ出発していないようだ。乗客が盛んにカウンターにいる係員の所に行って、問い合わせている。そのうちに、遅れている二便のために昼食が差し入れられた。空腹による乗客の怒りを収めようとする差し入れ。自分自身はのんきに、大幅な遅れで大連からの新幹線の最終に乗れるかの心配をしていた。
搭乗時間が近くなると、待合室はますます混雑してきた。 待合室からは、遠くに駐機しているMA60が見えるのだが、なぜか人の動きは見られない。
搭乗時間の14:10になり、待合室が騒然となった。掲示板に突然の「キャンセル」の表示が出たのだ。遅れていた便を含めて三便が同時に「キャンセル」の表示が出た。それはないでしょう!
ゲートにいる担当者の周辺には、すぐに人垣ができたが、担当者も説明するのに十分な情報は持っていないようで、乗客の激しい質問で騒然となった。この中で自分はどうしたらいいのだろうか。言葉が十分伝わらない外国人にとっては、なすすべを思いつかない。係員も言葉が通じない外国人を相手している余裕はなさそうだ。問題ない時は快適な中国のエアラインも、一旦問題が発生すると、状況の説明はないし、乗客のことを考えてくれない。今回も最悪の展開。
差し当たり、三つの事が心配だった。どうやって帰るか?預けた手荷物は返してもらえるか?運賃はどうなるか?
そうこうしている内に、乗客が動きだした。キャンセル便の乗客の動きに合わせるしかないので、動きの列に同行した。どうやら、欠航便の乗客をホテルに送るようだ。しかし、明日まで待てない自分は、途中に案内所があったので、手荷物と帰り方を、聞くことにした。中国のほとんどの地方空港では、案内所の担当者は英語が通じない。時間がかかり周囲からの冷たい視線の中、片言の中国語と筆談でコミニケーションすることにした。
どうやら預けた荷物は、到着出口に手荷物窓口があり、そこ行ってくれといっているようだ。行ったはいいが、担当者が不在で気配がない。もとの案内所にもどり、並んで、また筆談で聞く。右往左往して、ついには到着出口から逆に入ってみると、荷物を返す作業をしていて、自分の荷物をゲット。思わず「謝謝!」
次が、どうやって帰るか。どうやら瀋陽までの夜の便が深セン航空で一便だけあり、まだ席がありそうだとわかった。発券カウンターに行ってみると、「ファーストクラスの席しか残ってないが、それでも良いか」と聞かれる。背に腹は代えられず、やむなく購入。2700元。今回の一連のフライトで4回搭乗したが、その合計が2600元だったので、一回の搭乗で、それに相当する金額となり、散々の予定外の出費。
後日談だが、帰った後、過去の運行状況を確認してみたら、この便は毎月のように頻繁に欠航していた。翌日の便もまた欠航となっていたので、バスに乗ってホテルに行った皆さんはどうしたことだろう。欠航の多さからして、機材のMA60の信頼性がやはり問題なのか・・・と疑ってしまう。
欠航の多い便なら、航空会社も、学習効果を出して、もっとスマートな乗客の誘導方法を考えてもよさそうなもの。反省が出来ていない航空会社だと、改めて腹がたってくる。搭乗時間ギリギリの欠航判断は許せない。早い時間の欠航判断なら、状況は違っていただろう。何度も、情報を得るために案内所の列にならんで、チケット購入のタイミングが遅れ、高価なチケットを買わされのではたまらない。
中国の国内線 その34 「しかたなくファーストクラスに」へ続く
フライトログ
搭乗の詳細データです。
- 座席番号
- 11A
- 搭乗クラス
- エコノミー
- 区間マイル
- 175km
- 出発予定時刻
- 14:40
- 搭乗時刻
- 14:10
- 出発時刻
- キャンセル
- 飛行高度
- ー
- 飛行速度
- ー
- 到着予定時刻
- 15:40
- 到着時刻
- キャンセル
- 予定飛行時間
- 60分
- 出発空港 天気・気温
- 曇り
- 出発ゲート・スポット
- 21
- メモ
- 搭乗時間になり突然キャンセル
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