QR634 DOH-DAC がんばってとりました、五つ星。 - カタール航空 口コミ・評価

航空会社 カタール航空

2024年03月02日に撮影されたカタール航空の航空機写真

© otter__aviationさん

2013年10月30日 ワンワールド加盟
IATA | ICAO
QR | QTR

搭乗レビュー
QR634 DOH-DAC がんばってとりました、五つ星。

航空会社
カタール航空
便名
QR634
ビジネス
搭乗日
2014/04
路線
ドーハ → ダッカ
機体記号
A7-ACF
機材
Airbus A330-202
総評:5
5ッ星
機内食・ドリンク
5ッ星
座席(シート)
5ッ星
機内スタッフサービス
5ッ星
エンターティメント
4ッ星
トイレ・洗面台
5ッ星
機材コンディション
5ッ星
地上サービス
5ッ星
口コミ投稿者
メヘンサルの猿さん
アクセス数
1,658
投稿日
2014/05/06

搭乗写真

  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    搭乗機、A7-ACF。胴体があきらか... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    DOH空港(~2014年5月)のプレ... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    プレミアムターミナル。地上階が出発ゲ... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    DOH空港プレミアムターミナル、ビジ... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    仮眠用長ソファー(パック済みの毛布あ... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    奥はベーカリー区画。普通ならここで爆... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    プレミアムターミナル内、ビジネスクラ... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    トイレの洗面台。樋からお水がちょろち... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    リカーバーの反対側にある、お茶バー。... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    ずっと日本茶か中国茶で時間つぶしてま... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    ビジネスラウンジのダイニングコーナー... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    ダイニング横の食事スペース。このあた... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    もとの搭乗予告時間の約30分前。だっ... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    バスゲート前の画面で、定期的に今後の... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    燦然とかがやく(?)"ダッ... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    ダッカ行きのバスゲート8A。ゲート周... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    バスゲートから搭乗機まで向かうランプ... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    搭乗機へは、ビジネスクラス用の幌つき... 続き
  • 写真の種類:座席(シート)
    自席4Aのうしろは、カーテンと壁をは... 続き
  • 写真の種類:座席(シート)
    自席4A(窓側)。搭乗中は青系に調光... 続き
  • 写真の種類:座席(シート)
    自席4Aからスターボートサイド方面の... 続き
  • 写真の種類:座席(シート)
    座席リクライニングのコントロールパネ... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    L2ドアで、ドアクローズ待ちのところ... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    自席4Aから上方のながめ。2004年... 続き
  • 写真の種類:機窓・風景
    自席4A、駐機場A6番から、すぐ南に... 続き
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    ウェルカムドリンクはシャンパンを選択... 続き
  • 写真の種類:機窓・風景
    DOH空港R/W33から離陸すると、... 続き
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    お酒リスト、ノンアルコールドリンクの... 続き
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    ワイン・シャンパン系は、18種類リス... 続き
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    QR航空の冠シェフのご紹介。DOH-... 続き
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    ディナーメニューのお品書き。自分は英... 続き
  • 写真の種類:機窓・風景
    ドバイの上空を飛行中。海にのびるパー... 続き
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    深夜のディナーは、白ワイン(NZ産/... 続き
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    メインのお皿到着!
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    スズキのグリルというわけで、深夜の食... 続き
  • 写真の種類:機内食・ドリンク
    デザートは、りんごとシナモンのガトー... 続き
  • 写真の種類:機内エンターティメント・アメニティ
    機内エンタメ"ORYX&q... 続き
  • 写真の種類:機内エンターティメント・アメニティ
    サブディスプレイ(兼コントローラー)... 続き
  • 写真の種類:機内エンターティメント・アメニティ
    音楽のアルバム一覧表示が、いきなり出... 続き
  • 写真の種類:機内エンターティメント・アメニティ
    余談。この"IF I LO... 続き
  • 写真の種類:座席(シート)
    シートをフルフラットにしたところ。こ... 続き
  • 写真の種類:機窓・風景
    ダッカ時間で朝6時過ぎ、カタール時間... 続き
  • 写真の種類:トイレ・化粧台
    ビジネスクラス用のトイレ。もちろんき... 続き
  • 写真の種類:機窓・風景
    GEのCF6エンジン。個人的には、ト... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    中央列のベンガル人のおじさま、厳密に... 続き
  • 写真の種類:機窓・風景
    バングラデシュにはいりました。砂漠の... 続き
  • 写真の種類:機窓・風景
    ベンガル地方の、いかにも緑なす大地、... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    ダッカ空港R/W14に着陸し、ターミ... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    ダッカ空港2番スポットに到着。
  • 写真の種類:座席(シート)
    自席4A。お世話になりました!
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    ビジネスクラス、主Aキャビンのほうで... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    降機後のA7-ACF。いまだに、なん... 続き
  • 写真の種類:搭乗時の写真一般
    ダッカ空港国際線到着区画、車寄せのと... 続き

総評

 このレビューを書いている時点で、ドーハはハマド新空港への移転日が発表されてしまいました。5月27日予定とのことで、2014年4月に使ったドーハ空港のこといくら書いても、あと3週間しか役にたたないんですね。でも、去年みたく新空港移転がドタキャンされるかもしれないし(苦笑)、時間が経てばこのレビューも、昔の変なドーハ空港の記憶として、もの珍しくみえるのかもしれません。今回は、イランのシーラーズからドバイを訪れ、折り返しドーハまで戻ってきたあとの、一日4レグ目のカタール航空搭乗、ドーハ→ダッカ夜行便です。
    
 なにしろ搭乗橋のひとつもない現ドーハ空港、すべて構内バスで搭乗機まで移動ということで、ファースト・ビジネスクラス利用客の動線が、結果的に完全にエコノミークラス客から分離できています。ドバイからファーストで着き、ダッカへビジネスで飛んだ自分も、"プレミアムターミナル"へ案内されました。同じ日の早朝、エコノミー客用の一般ターミナルが芋の子洗い状態だったとのとは逆に、夕暮れ前のこちらは広々でがらがら。深夜ののりつぎピーク時間をむかえ、お客さんがかなり多くなっても、空間が騒がしく思うことはなく、かつほぼ同面積のファーストクラスラウンジがとなりにあるのですから、正真正銘のプレミアム、といった感でした。カタール航空のスカイトラックス5つ星認定には、この空間設定が活きているのでしょうね。新空港は当然(他空港と同じような)全クラス共用のターミナルになるわけですから、上級クラス搭乗者に対して、いい意味での"差別感"を今後どれだけ保てるのか、カタール航空さんのお智恵拝見といったところです。
    
 ちなみに、いつも個人的に気にしているのが、ラウンジ内シャワー室のクオリティー。こちら、ひさしぶりに"当たり"でした。欧米式にトイレ区画と同じ場所にあるものの、全体が高級ホテル調の内装で無機質感がそもそもないうえに、個々のシャワーブースは充分な空間、内装と備品の品質で、お湯の調整ぐあいや量だって、日本人がまず満足できるレベルでした。あと数週間で建物ごと使われなくなるなんてもったいない…(笑)。
    
 そんないい気分でお湯からあがると、うはっ、ダッカ行きだけ2時間超、遅延表示出とるがなー!(笑)
    
 世界の辺境(?)バングラデシュ行きだからさもありなん、なとど一人合点するあたり(自分が)ダメダメなのですが、FlightAwareの統計をみても自分の乗った日以外は定刻運航だったので、イスラム教でいうところのインシャーアッラー、何か神の思し召しだったのやろと…。それもこれも、プレミアムターミナル滞在中だからこその余裕こきぃなのですが。エコノミーターミナルでこんな長い時間、ぜったい待てないよ…。機内での食事にそなえて、リカーバーならぬお茶バーで淹れてもらった急須から、ひたすらお茶を飲んで夜をむかえました。プレステやWiiのあるゲームコーナーもあったから、そっちで時間を費やすひともいるのでしょうね。
    
 あたらしい搭乗時刻に指定された22時35分、地上階バスゲートに降りると誰もお客さんはおらず、ゲートのおねいさんに訊けば、エコのお客様の搭乗を待ってからバス出すので、ラウンジで待っててよかったんですよ、お呼び出ししますので、と。そうですよねー、なんて返しながら、やはり自分は根性がせっかちな一般庶民なんだと実感しました(笑)。そんなわけで、バスで機体へたどりついたのは、23時20分でした。ビジの乗客は、定員24に対して13人。沖どめスポットはA6番、一般客ターミナルのすぐ北どなりの場所で、この空港にしてはベストポジションです。ターミナルから離れてないだけですが。ずっとA330-300アサイン予定だったけど、胴の短いA330-200に替わっていました。
     
 自席はビジネスクラス最後列、4A。L2ドアのうしろに一列だけ独立してある、いわゆる隔離席です。機材はA7-ACF。最初は気づかなかったのですが、シートリモコンや細部のぐあいが予習の知識とちょっとちがってて、これ、2014年に開始されたフルフラットシート改装適用ずみの飛行機だったようです。重整備後でもあり、10歳とは思えない機内コンディション。この日は都合4フライトをQR航空に乗ったのですが、きれいさだけで感動できるほど、どのフリートもゆきとどいた整備状態でありました。遅延をお詫びする機長さんのアナウンスだって、例によって丁寧至極。翌日の勤務に間に合う程度の遅れとわかっていたので、それを聞く自分も、心の余裕至極です(笑)。
    
 深夜発フライトになったためか、ドアクローズ前から客室乗務員さんたち、かなりうごいていました。ウェルカムドリンクのあと、離陸後ディナー可否の聞きとり、メインのメニュー選択にはじまり、自席担当に加えてチーフCAさんのご挨拶もありました。とくに自席担当の若いお兄さんは、感じのよい笑顔とはきはきとした受け応えの気持ち良い東南アジア顔のかたで、もっと明るい時間帯のフライトだったら、さぞ手厚いサービスになったろうと思うほど。ワインのおすすめも的確でした。ご飯をとる人が少ないうえ、バングラデシュ人はお酒をとれない(大半がムスリムです)ので、夜のダッカ線はワインボトルを開けると大抵自分専用になります。おかわりおすすめのタイミングがこれまた波長合い、結局5杯も呑んでやんの自分…。まあ、深夜フライトでにこにこ暴飲暴食してる変な日本人客を相手に、お兄ちゃんもやりとり楽しんでたようで(笑)。
    
 話しはそれましたが(笑)、このお兄さんのように、カタール航空の乗務員さんたち、なんといいますか、"訓練の結果で5つ星のサービス"、という印象が強かったです。この旅行のはじめにのったイラン航空なんかが典型例ですが、途上国の古いフラッグキャリアとかですと、"生まれもった人あたりの良さがそのまま大人になった"的なホスピタリティをよく見ます。いっぽう、若いカタール航空さんの場合、そんな歴史の厚みがないところから、一気に5つ星、しかもCAさんだけでなく、グラウンドスタッフから機長さんまで、教育が行き届いているのが、みてとれました。平均点5で、かつ、努力してとった5つ星、という感じ。カタール航空はお客さんもユニバーサルながら、クルーも全世界から集めているだけに、どんな底上げトレーニングを社員さんへ施しているのか、とても興味のあるところです。
       
 出発はドーハ時間でけっきょく24時にかかり、R/W33から離陸でした。フライト予定は2,435マイル、4時間30分。離陸直後はドーハの新市街、しばらくするとドバイのパーム・ジュベイラも左の機窓にうかがえました。
        
 このフライトもベルトサイン消灯が早く、時差+3時間のダッカへ向けて、いそぎディナー開始です。こんな辺境路線(もういいっちゅうねん)にも関わらず、冠シェフメニューを含むメイン3種からの選択ができるのは気合いが入っていますね。自分は英国人のミシュラン1つ星シェフ、トム・エイキンズ氏の"スズキのグリル"。かのお兄さんCA氏に薦めてもらったNZ産白ワイン(クラギー・レンジ/2011年)が合っていて、おいしく完食できました。
    
 エンタメシステムは、先フライト(B787)と同様、サブディスプレイ(兼リモコン)とメイン画面が別々に使えるタイプで、小画面でロケーションマップを表示させつつ、大画面では音楽をかけていました(映画は映画館で見る派なので・笑)。QRのA330のディスプレイは、肘掛の前からディスプレイがあがってくるので、タッチパネル操作時も身を乗りださなくてよく、日本語表示もあり、好都合でした。ただ、音楽の選びにくさは、ちょっと改善の余地があるかもしれませんね。"おすすめアルバム"の次が、いきなり全ジャンル取り混ぜのアルファベット順アルバムリストって…。普通はその間に"ジャンル別アルバム一覧"などあるはずで、アルファベット順で"20タイトルx25べージ"なんて表示がでてくりゃ、頭かかえちゃうぞ。
    
 シートをフルフラットにして、薄めのかけ布団(←毛布じゃなかった!)で寝れたのも小一時間半ほど。ドーハからまっすぐ東へ飛ぶフライトですので、インド領西ベンガル州の上空で目が覚めると、窓の外は完全に夜が明けていました。すぐに降下がはじまり、快晴のベンガルの朝をダッカに向かいます。遅延の怪我の功名といいましょうか、バングラデシュの田舎やダッカ、空から眺めることができました。暗い時間帯の離発着便が多いダッカ空港だけに、四年のダッカ暮らし終了が決定していた自分にとっては、思い出の(?)大地をさいごに一望でき、よい駐在とよい旅行のエピローグになったなあ、と感慨深く(笑)。 
      
 ダッカ空港へは、南から飛んでくるときの反時計回りサークリングアプローチにはのらず、西からショートカット進入し、右回りのあとは、いつものR/W14へ着陸。この時間帯はほかの到着便もなく、かつ、もともと外国人の少ないフライトだったようで、機体ストップから入管の外国人列を通過し、空港建物の外に出るまで、ものの10分もかかりませんでした(普通の到着+預け荷物ありだと、1時間以上は普通かかりますので)。そのあと空港から市内への道のりは、朝の渋滞とクラクションと人の波で、一気に現実にもどされれたのですが。まあ、外国人駐在氏、ビジネスクラス使いの身分で、ローカルバス(←画像でも検索してみたください・笑)に乗って空港から戻るほうが奇特なんですけどね。
    
 そんなわけで、遅延の減点もまったく気にならなくなる、5つ星エアラインの5つ星フライトでした。他社はあまり力を入れない(苦笑)ダッカ線ですらハード・ソフト両面で妥協なしといった感でしたから、看板の欧米線や競争のはげしい日本線では、なお推して識るべし、なのでしょう。うーん、ほんとうにいいイラン&ドバイ旅行の締めのフライトでした!
 
 
 
 
 
 



フライトログ

搭乗の詳細データです。

座席番号
4A
搭乗クラス
C(I)
区間マイル
2435
出発予定時刻
2105
搭乗時刻
2321
出発時刻
2347
飛行高度
37,000→39,000fts
到着予定時刻
0535
到着時刻
0738
予定飛行時間
04:30
出発空港 天気・気温
晴れ
出発ゲート・スポット
BUS GATE 8A / OPEN SPOT A6
離陸滑走路
33
離陸時刻
0003
到着空港 天気・気温
晴れ
到着ゲート・スポット
2
着陸滑走路
14
着陸時刻
0731

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