搭乗レビュー
初期B777で運航のHND線は都心からのアクセスだけがメリット?
搭乗写真
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エコノミークラス座席。腰を掛ける側。... 続き
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座席の背。テーブルとシートテレビのあ... 続き
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夕刻。東京から沖縄へ向かう航路のおよ... 続き
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SQ、いやシンガポールの名物カクテル... 続き
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総評
【機内食・ドリンク】
他航空会社ではなかなかないシーフード特別食がチョイス可能。味は標準的か。なお、この便では夕食1食のみのサーブのため、食後はのんびりとした時間となる。
食後はおおむね1時間ごとにトレーにドリンクを載せて乗務員が回ってくる。トレーにない飲み物でもオーダーすればアルコール類を含め(ホットドリンクについては後述参考)持ってきてくれる。
なお、シートベルトサイン点灯中は食事サービス中でもホットドリンクは提供しない規則となっており、仮に食後にシートベルトサインが点灯してしまうとコーヒーやお茶は提供されないので要注意。
【座席(シート)】
座面と背もたれが別個に動く方式ではあるが、両者をバランスよく動かさなくてはならないので扱いにくい上、機構が複雑なためそもそも動きが渋い。
座席は3-3-3配置で、他社の3-4-3配置よりも通路幅、座席幅には余裕を感じるのでその点はよい(ただし、ACのように最近3-3-3や2-5-2配置から3-4-3配置に改修している航空会社も出ているので、ERつき機種がTYO線の常連になったときに3-3-3のままであるかは分からない)
【機内スタッフ】
食べている途中のピーナッツを回収されてしまったことと、最後尾の私の席にメニューカードが渡されないといったマイナートラブルはあったが、その他は特に問題はなく、外国航空会社としては一定水準ではないかと思われる。
シートベルトサイン点灯中に席を立たせないことは比較的よくチェックしているようである。また、シートベルト着用状況チェックもマメに行っている。
なお、シートベルトがねじれているから他の空席に移動してよいかと聞き、承諾してくれた際もスムーズに対応していただけた点は評価できる。
【エンターティメント】
初期型のB777-200ではあったが、レトロフィットされていたせいか、フリーズや再起動が必要となる不具合は発生しなかった。ただし、SQの他の機種と同じKris Worldではあるが、利用可能なコンテンツ数はやや少なくなるようである。なお、この機種ではUSBポートやモバイル用コンセントは設けられていない。
ただし、イヤホンジャックの接触不良で、片耳側が完全に音が出なかったり、イヤホンを完全に挿入する少し手前にしないとノイズが出てしまうという点についてはメンテナンス上若干問題があるものと思われる(レトロフィットさせていなければ経年劣化かと片づけられてしまうが・・・)
【トイレ・洗面台】
7時間程度の路線のせいか、最後まで比較的きれいな状態のようであった。機齢は比較的古いが、トイレ故障は発生しなかった。なお、SQでは便座を下ろして便座のふたをあげた状態にしておくのが標準のようである(一般には便座のふたを閉めておくことが標準だが・・・。なお、これはチャンギ空港内のトイレでも同様)。
【機材コンディション】
シートベルトがねじれたまま装着されていたのは問題。自分の席だけでなく、1つ前の席までねじれたまま装着されていたというのは気になる。空席が多かったので結局乗務員に頼んで正常なベルトの席に移動させてもらった。
機体それ自体は気になる異音、エアコン等の水滴が垂れる等、乗っていて心配になるようなことはなし。
テーブルに関してはきちんとロックでき、かつ清掃状態も問題ない。
【空港サービス】
HNDは全日空系のグランドスタッフなので特に気になる点はない。ただし、ホームページでのManage bookingの動作が重く、操作しにくかったのは難点(これはパソコンとの相性もあるので、航空会社側の原因かどうかは分からないが・・・)。旅行会社発券のエコノミー正規以外の航空券の場合、Manage bookingで座席リクエストを入力する際、選択肢が大変狭いので(席番の指定はできず、窓側か通路側かのリクエストのみ)注意。
ホームページの操作あるいは予約課に連絡を取りたいとき、日本語で記入できるオンラインフォームがあり、原則3営業日以内に回答がもらえると謳っており、実際2営業日以内に回答が来たので、その点の姿勢は評価できる。
【総合評価】
ERのないB777-200型機はSQではかなり機齢が高い(いずれはA330-300に置き換え予定の機種)ので、あまり過剰に期待をするとがっかりするかもしれない。とはいえ予断を持たずに乗ればそれほどストレスを感じずエコノミーでも快適に過ごせるのではと思われる。
シートベルトがれじれたままになっていた点は整備力に多少の不安を感じるものの、通常搭乗する分には、乗務員の対応も悪くはなく、機齢の高い機体を使っている割にはまずまず快適に搭乗できるのではと思われる。
他航空会社ではなかなかないシーフード特別食がチョイス可能。味は標準的か。なお、この便では夕食1食のみのサーブのため、食後はのんびりとした時間となる。
食後はおおむね1時間ごとにトレーにドリンクを載せて乗務員が回ってくる。トレーにない飲み物でもオーダーすればアルコール類を含め(ホットドリンクについては後述参考)持ってきてくれる。
なお、シートベルトサイン点灯中は食事サービス中でもホットドリンクは提供しない規則となっており、仮に食後にシートベルトサインが点灯してしまうとコーヒーやお茶は提供されないので要注意。
【座席(シート)】
座面と背もたれが別個に動く方式ではあるが、両者をバランスよく動かさなくてはならないので扱いにくい上、機構が複雑なためそもそも動きが渋い。
座席は3-3-3配置で、他社の3-4-3配置よりも通路幅、座席幅には余裕を感じるのでその点はよい(ただし、ACのように最近3-3-3や2-5-2配置から3-4-3配置に改修している航空会社も出ているので、ERつき機種がTYO線の常連になったときに3-3-3のままであるかは分からない)
【機内スタッフ】
食べている途中のピーナッツを回収されてしまったことと、最後尾の私の席にメニューカードが渡されないといったマイナートラブルはあったが、その他は特に問題はなく、外国航空会社としては一定水準ではないかと思われる。
シートベルトサイン点灯中に席を立たせないことは比較的よくチェックしているようである。また、シートベルト着用状況チェックもマメに行っている。
なお、シートベルトがねじれているから他の空席に移動してよいかと聞き、承諾してくれた際もスムーズに対応していただけた点は評価できる。
【エンターティメント】
初期型のB777-200ではあったが、レトロフィットされていたせいか、フリーズや再起動が必要となる不具合は発生しなかった。ただし、SQの他の機種と同じKris Worldではあるが、利用可能なコンテンツ数はやや少なくなるようである。なお、この機種ではUSBポートやモバイル用コンセントは設けられていない。
ただし、イヤホンジャックの接触不良で、片耳側が完全に音が出なかったり、イヤホンを完全に挿入する少し手前にしないとノイズが出てしまうという点についてはメンテナンス上若干問題があるものと思われる(レトロフィットさせていなければ経年劣化かと片づけられてしまうが・・・)
【トイレ・洗面台】
7時間程度の路線のせいか、最後まで比較的きれいな状態のようであった。機齢は比較的古いが、トイレ故障は発生しなかった。なお、SQでは便座を下ろして便座のふたをあげた状態にしておくのが標準のようである(一般には便座のふたを閉めておくことが標準だが・・・。なお、これはチャンギ空港内のトイレでも同様)。
【機材コンディション】
シートベルトがねじれたまま装着されていたのは問題。自分の席だけでなく、1つ前の席までねじれたまま装着されていたというのは気になる。空席が多かったので結局乗務員に頼んで正常なベルトの席に移動させてもらった。
機体それ自体は気になる異音、エアコン等の水滴が垂れる等、乗っていて心配になるようなことはなし。
テーブルに関してはきちんとロックでき、かつ清掃状態も問題ない。
【空港サービス】
HNDは全日空系のグランドスタッフなので特に気になる点はない。ただし、ホームページでのManage bookingの動作が重く、操作しにくかったのは難点(これはパソコンとの相性もあるので、航空会社側の原因かどうかは分からないが・・・)。旅行会社発券のエコノミー正規以外の航空券の場合、Manage bookingで座席リクエストを入力する際、選択肢が大変狭いので(席番の指定はできず、窓側か通路側かのリクエストのみ)注意。
ホームページの操作あるいは予約課に連絡を取りたいとき、日本語で記入できるオンラインフォームがあり、原則3営業日以内に回答がもらえると謳っており、実際2営業日以内に回答が来たので、その点の姿勢は評価できる。
【総合評価】
ERのないB777-200型機はSQではかなり機齢が高い(いずれはA330-300に置き換え予定の機種)ので、あまり過剰に期待をするとがっかりするかもしれない。とはいえ予断を持たずに乗ればそれほどストレスを感じずエコノミーでも快適に過ごせるのではと思われる。
シートベルトがれじれたままになっていた点は整備力に多少の不安を感じるものの、通常搭乗する分には、乗務員の対応も悪くはなく、機齢の高い機体を使っている割にはまずまず快適に搭乗できるのではと思われる。
フライトログ
搭乗の詳細データです。
- 座席番号
- 57H
- 搭乗クラス
- Y
- 出発予定時刻
- 1640JST
- 搭乗時刻
- 1614JST
- 出発時刻
- 1641JST
- 到着予定時刻
- 2305LT
- 到着時刻
- 2315LT
- 出発ゲート・スポット
- 110
- 離陸滑走路
- 16R
- 離陸時刻
- 1655JST
- 到着ゲート・スポット
- A15
- 着陸滑走路
- 02L
- 着陸時刻
- 2306LT
- メモ
- LT=UTC+8/JST=UTC+9 空域混雑により10分ほど遅延
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HB-JMBさん
以下小生の搭乗レビューにコメントをいただき有難うございました!
#504 (I362) QF 豪州回遊記 ⑤/⑤ 気温7℃の国から38℃の国へ一気に北上!
http://flyteam.jp/airline/jal/review/25804
HB-JMBさんも、同様のイヤホンジャックの不具合に苛まれたとのこと。
原因や対策等につき詳細なアドバイスをいただき参考になります。
今回の搭乗機は成田からナイトフライトでシドニー到着後とんぼ返りする機材繰りでしたので、時間との戦いの出発準備並びにT整備にて対応不能だったことは理解できますし、小生 何故だかイヤホンジャックのトラブルに結構な頻度で遭遇し馴れっこになっており、今回も「あっ、またか」と特に目くじらを立てることもせず、必要時はブロックされていたB席に移って(Cも空席だったので気兼ねなく)視聴するという対応をとりました。ミドル席はジャックの抜き差しの頻度が少ないので、接触不良はなく使用上全く問題ありませんでした。
尚、降機時にイヤホンジャックの不具合のことは客室乗務員に伝え、丁重なお詫びがありましたこと、申し添えます。その後、対応・改善されていればよいのですが...
westtower様
コメントいただきありがとうございます。HB-JMBでございます。
イヤホントラブルについては、私もこれ以外に経験があるともう一度レビューを見直したところ、2013年8月のDXB-NRTでのEK318便(77W)と2012年1月のDXB-CMBでのEK348便でもイヤホン関係の不調がありましたので、手前味噌で恐縮ではありますが、リンクを貼っておきます。
http://flyteam.jp/airline/emirates/review/10066
http://flyteam.jp/airline/emirates/review/1975
EKの777については運用がタイトで機齢の割には使い込まれているようですし、日本のようにモノの取り扱いは大事に・・・という道徳観が浸透しているとは言いがたい就航地へもこの機材は多数就航していると思われることから(日系と比較した場合において)、イヤホンの具合が悪い確率も高いように思われます。特にCMBへのEK348便ではE席(つまり3-4-3の4の部分の左のミドル席)にも関わらずイヤホンジャックの接触が不良でしたので・・・。
イヤホンジャックの不具合の出やすい座席や機体はおよそ以下のような感じではと思われます
1.B777で横10列配置のキャリア(他の機材より通路幅が狭く、カートや乗客がひじかけに接触する確率が高いため)
2.通路側でかつ、通路に面するひじかけにイヤホンジャックがある座席(これも1.と同じ理由で)
3.機体後部のいわゆるすそ絞りの部分で、座席のアブレスト(横1列あたりの座席数)の変化している部分の直前直後(これも上述と同じ理由で)
4.当該機材の機内仕様改修までに、短距離他頻度運航便に多く使われていたと思われるとき
5.モノは丁寧に扱うという道徳観のない、あるいは薄い場所への就航歴の多い機材
今後ともよろしくお願いします。HB-JMB