#428 (I304) 豪州からスタアラで日本に帰国するには (leg 02)。そして全日空が豪州就航へ - タイ国際航空 口コミ・評価

航空会社 タイ国際航空

2024年04月15日に撮影されたタイ国際航空の航空機写真

© じーく。さん

タイ
IATA | ICAO
TG | THA
アライアンス
スターアライアンス

搭乗レビュー
#428 (I304) 豪州からスタアラで日本に帰国するには (leg 02)。そして全日空が豪州就航へ

航空会社
タイ国際航空
便名
TG642
エコノミー
搭乗日
2012/02
路線
スワンナプーム(バンコク) → 成田(東京)
機体記号
HS-TEH
機材
Airbus A330-321
総評:3
3ッ星
機内食・ドリンク
3ッ星
座席(シート)
3ッ星
機内スタッフサービス
3ッ星
エンターティメント
3ッ星
トイレ・洗面台
無評価
機材コンディション
3ッ星
地上サービス
3ッ星
口コミ投稿者
westtowerさん
アクセス数
580
投稿日
2015/08/05

搭乗写真

総評

一般的に考えるとオーストラリアへはJLかQFの直行便で飛ぶのが一般的です(自分もそうしていました)が、今年はANA Mileage ClubのSuper Flyers Card取得を目指しており、以下の通りスタアラで豪州へアプローチする経路をいろいろと楽しく試行錯誤しました。

NZ オークランド経由=久々にAir NZにも乗りたいが、同じ南半球の隣国経由はつまらない。どうせなら…
UA ホノルル経由=ハワイの居心地がよくてストップオーバーが長引いてしまう恐れあり
BR 台北経由=未踏の地台湾でのストップオーバーは興味大なるも次点
OZ ソウル経由=未踏の地ソウルでのストップオーバーも興味大なるも、気候が災い
CA 北京経由=経由地として心が躍らず
SQ シンガポール経由=幾度となく訪問した星港は想像がついてワクワク感に欠けそうな
TG バンコク経由=総合力#1

という訳で、タイ航空でバンコク経由豪州へ。その帰路、経由地のバンコクから成田へ飛びました。

搭乗機はTG HS-THE A330-321、1995年11月 初飛行、同年12月 TG登録、2015年8月現在 現役続行中。エンジンは2 x PW PW4164

累計搭乗時間は大凡16時間、トランジットを含めると18時間に及ぶ長旅で、スタアラ派にとって豪州は斯くも遠い道のりだった頃もあった訳ですが、2015年12月11日からNH 羽田/シドニー線直行便就航のニュースがありました。これで豪州へのアクセスも飛躍的に向上することになります。
【ニュース】ANA、12月11日から羽田/シドニー線に就航 シドニーに昼間駐機
http://flyteam.jp/airline/ana/news/article/52385

NHにとっては約16年振りの再就航ですが、遠い昔、そのNHで豪州に渡った頃のことを思い出しました。
【搭乗レビュー】#015 (I014) 今はなきANA豪州便で再びオーストラリアの地へ
http://flyteam.jp/airline/ana/review/15008

フライトログ

搭乗の詳細データです。

座席番号
53A
搭乗クラス
Y
区間マイル
2,887
出発予定時刻
23:50
搭乗時刻
23:10

コメント

  • 2015/08/06 16:47:47

    westtower様
     HB-JMBでございます。
     「スタアラで豪州から日本へ・・・」を興味深く拝見させていただきました。

     >2015年12月11日からNH 羽田/シドニー線直行便就航のニュースがありました。これで豪州へのアクセスも飛躍的に向上することになります。<

     私も日本からメルボルンまでQFのシドニー経由を避けてどう行くか・・・と考え(QFのシドニーでの国際線から国内線は入国審査渋滞、荷物引取りそしてターミナル移動で再度荷物預けで厳しい保安検査・・・と非常に面倒で2時間では乗り遅れの可能性あり、3時間で標準的というほど面倒なので。最終目的地がシドニーなら問題ないのですが)、かつジェットスターの直行便も東南アジア経由のFSCと値段があまり変わらなく、どうせならFSCで東南アジア経由でと思い、それならスタアラがいいということになり、SQのシンガポール経由を選択した次第であります(決め手は最新中距離仕様のA330とRRエンジン搭載のA380、かつ機内で飲めるシンガポール名物シンガポールスリングもあるということでほぼ即決 笑)

     SQに決めた理由はさておき(笑)、そうした状況からみると、シドニー行きであればNHの羽田―シドニー深夜便のメリットはあるものの、スタアラにオーストラリア国内線運航会社がないので、VA(ヴァージンオーストラリア)あたりとインターライン提携でもなければ、スタアラ派にとってはシドニー以外のオーストラリアの主要都市行きでは(メルボルン、ブリズベン、アデレード、パース)「アクセスが飛躍的に向上」するわけではないのではと思われます(シドニーおよびシドニーでNZと接続が取れるニュージーランドの都市以外は)

     2016年に入ってから再びメルボルン行きを計画はしていますが、そんな事情なのでまたスタアラの東南アジア経由(TGかSQのB777-200ERかERのない-300型機狙いで。個人的にはスリングがあるのでSQの方が・・・)、またはEKにマイルを貯めてQF発券で東京発豪州行きシンガポール経由で、東京~シンガポールがJLでSIN以遠はQFまたはEK(QFとEKは提携していて、かつJLとQFはワンワールドなのでこんな航空券もあるようです)という変わり種航空券を検討している次第です(シドニー、ブリズベンではメリットないですが、メルボルンやパースでは検討の余地があるようです)


     余談で恐縮ですが。HB-JMB

  • 2015/08/15 15:36:23

    HB-JMBさん
    いつもコメント有難うございます。
    来年メルボルン行きを検討されているのですね、羨ましい!
    スリング片手にSQ経由便も楽しいですが、ここはひとつ耳目を集めるNH HND-SYD直行便のレビューを拝読したいな~と。
    勝手な妄想恐縮です(笑)。

  • 2015/08/16 00:43:33

    westtower様
     コメントありがとうございます。
     乗継時間たっぷり取って豪州国内線は別冊でVAかQFでというのも確かに楽しいルートかもしれませんね。QF発券でSIN経由、SIN以遠でEKという変わった航空券のように、片道NHでSYD,片道スタアラMELと航空券があればよいのですが(笑。SYD-MELはVAかQFを別冊で。ありうるとすれば片道NHでSYD,帰りはNZでオークランド経由あたりか。ただしNZ利用なので値段は張るかもしれませんが)
     NHの787はTrent1000なので、JLの787のGEnXのように積乱雲からの離隔距離制限はないので(このGEnXのトラブルは今はあまり専門誌等でも書かれていないので現在メーカーとか当局が本当に制限を出しているかは確信が持てないのですが。ちなみにJLの成田~シドニー線がこのトラブルで787を投入できずしばらく772をそのまま使わざるを得なかったのは有名)、飛行機の性能と天候面を考えればGEnX搭載機よりは安定して運航は可能のようです。

     余談で恐縮ですが。HB-JMB

     

  • 2015/08/16 11:34:13

    HB-JMBさん
    GEnx問題はJALにとって経営戦略に影響を及ぼす頭の痛い問題だと思います。漸減傾向だった日豪間の航空需要に応じたフリート最適化、またCS向上のために、ご指摘の通りJALはNRT-SYDに早期(2013年12月~)にB788を投入する計画でしたが、GEnx問題により現在もB777-246ERでの運用を強いられています。

    相次ぐQFのBNE-NRTの復活やSYD-HNDの新規開設に見られるように日豪間需要が回復を見せているのであれば、B772の箱サイズで結果オーライとなるかも知れませんが、やはりB788(GEnx-1B64エンジン)の運用に制限が残っているとしたら、グローバル且つ臨機応変な機材繰りの足枷になってしまうでしょう。

    因みにB788では電気系統のインターフェースを標準化によりエンジンの換装が可能なようなので、JAL機もいっそのことRR Trent1000に換えてしまうのも手かも...なんて。

  • 2015/08/17 12:20:55

    westtower様
     ご返信いただきありがとうございます。
     またしても私の推測で恐縮ですが、B787で選択したGEnXのトラブル(運用制限)によってB777XではなくA350を発注することにした決め手の1つだったと思われます。
     B777XだとGEのGE9X(こちらはnXではなくGE90型をベースに改良するとされる)のみ使えますが、A350はTrent1000(NHの787で使用している)をベースにA350用に改良されたTrentXWB型エンジンのみ使えるようです。したがって、GE社のエンジンに懲りたJLがロールスロイスを試してみようとしたところに、787の機体トラブルが重なり、いわば消去法的にA350を選ぶことになったのではと思われます。

     余談ですがGEエンジン搭載の機体はJLでは不遇ということは以前から言われていることで(別にJLがGEエンジンを使い方を雑にしているからでは決してないですが)・・・。JLで短命に終わったコンベアCV880もGE社エンジンでしたし、JT9Dを採用していた747在来型から―400にしたときにCF6にしたのも、JT9D生産中止でやむなくという要素がありますし(767でJT9DからCF6系列に変更したのも生産中止)、B777-246ERでGE90-94Bとしたのも、国内線用B777はPW社エンジンだったので、リスクヘッジで国際線用機では別のエンジンにしたいが、RRのエンジンはちょっとと考えれば(もちろん当時は英国統治下以外の国でRRエンジンを採用したという実績も乏しかったという事情もあり)GE90-94型しか選択肢はないですし、B777-346ERではGE90しか選択肢がないのでこれを使わざるを得ないのでやはりやむなくGE・・・という要素は完全に否定はできないでしょう。

     

  • 2015/08/17 12:45:35

     >因みにB788では電気系統のインターフェースを標準化によりエンジンの換装が可能なようなので、JAL機もいっそのことRR Trent1000に換えてしまうのも手かも...なんて。 <
     以下に記すように、787でエンジン換装するなら、Trent1000から改良されたエンジンを持つA350にしてしまう方がよいという総合的な判断があったものと推測されます。

     たしかに、B787でエンジン換装であれば、操縦士や客室乗務員の機種限定資格の取り直しはいらないにせよ、以下の手間はかかるはずです
     ・エンジン換装に関する航空当局への認可の取り直し(改修後の試験飛行だけになく、新機種を作った時のように性能評価や動作試験を伴うより大がかりな試験飛行も必要なはず。メーカーでは設計上はできますよと言っているだけで、実際に当局への認可は出していないはずで)。当然そうなれば、ラインから外れる時間は通常のオーバーホールより大幅に長くなることが考えられます
     ・エンジン関係の整備士の限定変更訓練(GEnXからTrent1000へ)の実施
     ・Trent1000の予備部品や工具などを新たに準備
     ・B787でもGEnXとTrent1000では別の飛行特性チャート、数値(例えばV1、VR、必要離陸または着陸距離など)となるものと思われ、全機エンジン換装が済むまでは運航側(パイロットだけでなく、ディスパッチャーや整備士を含め)これを混同しないような対策の準備(おそらくJT9DとCF6の767を併用しているJLではこのあたりの運用には苦労しているはずで)

     これだけの手間をかけてエンジン換装しても、B787の機体寿命が延びるわけでもない上(機体はTrent1000対応の改修をするだけで機体高寿命化改修はしないという前提)、運用面では結局手間がかかるのであれば(JT9DとCF6を併用している767のように)いっそ新しい機種を導入するのと長期的にみればでは手間とコストがあまり変わらないということかもしれません。
     それで実際にB777XでもB787のエンジン換装でもなく、新規にA350を発注という行動になったのかもしれません。

     余談で恐縮ですが・・・。 HB-JMB

  • 2015/08/23 18:50:48

    HB-JMBさん
    興味深い考察です。B788のGEnx問題が経営の足枷となった教訓がRR Trentを積むA350選定の遠因となったことは否めません。

    A350選定のそれ以外の理由として、1996年~初導入のB777の退役が待ったなしの状況の中で、後継候補となった777-8X/777-9Xのfeasibility/volatilityが未知数で当初計画よりも遅れるのが常の航空機設計・開発・製造・性能試験・型式証明取得等々の事由による実機配備の未達を想定すると、最悪のケースとして一時期大型機運用に穴が開くようなリスクは執れないとの経営判断の一方、A350は試験飛行を順調に重ね数ヵ月後の営業飛行が目前の実績ある手の届く”実機”であったこと。またプロダクト自体の性能、安全性、品質、サポートなどを含めた経済性が勝ったことは当然として、2社購買による調達リスク回避と有利な価格交渉(実際にエアバス完負けの日本市場で千載一遇のこの大口契約のチャンスを逃すまいと考えた同社から戦略的プライスの提示があったととかないとか)の側面も考えられます。

    ちょっとゴシップ的になりますが、政府のボーイング偏重方針への稲盛会長のアンチテーゼ、ボーイングの足枷をはめられたライバル会社への差別化と対抗心もあったかも知れません(想像ですが)。

  • 2015/08/30 23:48:30

     westtower様
     2015年8月19日に発表された内容が興味深く、この話に関わるので補足としてあげておきます。
     http://flyteam.jp/airline/jal/news/article/53842
    >成田/シドニー線のJL771、JL772便は10月25日から、現在の777-200ERを777-300ERのSS7に変更します。<
     結局77Wへの機種変更で需要があるので当面はこれで対処、需要が落ちるときはGE90-94型エンジン搭載のB777-246ERでB787のGEnX問題解決かA350の導入まで待つという姿勢のように見えます。
      >相次ぐQFのBNE-NRTの復活やSYD-HNDの新規開設に見られるように日豪間需要が回復を見せているのであれば、B772の箱サイズで結果オーライとなるかも知れませんが、<
     westtower様の言葉を借りるならば「B772では運びきれなくてB77Wの箱が必要となって(GEnXを使わずに済み)結果オーライ」のようです(A350導入のころまで結果オーライとなるかは分かりませんが・・・)
     

  • 2015/08/31 00:11:26

     westtower様
     おっしゃらている「A350選定の・・・」についてはこれも要因の1つということは私も疑う余地はないと考えています。
     これと似たような判断はJALが現行E175系列新型機を追加導入する一方でMRJも発注という行動にも出ているのではないかと思われます。本当は現行のCRJをMRJに直接置き換えにしたいが、まだMRJが試験飛行中で実機が商業運航を開始していない状況では、CRJを現在運航実績のあるE175系列に一旦置き換え、MRJが成功すればMRJに、MRJに性能未達等が出て失敗しても、運用上は性能が計算できて安心でき、経済性もCRJを使い続けるよりは良好なE175を使えるという読みがあるものと考えられます。
     
     そして、「エアバスからJALに戦略的プライスの提示があったとされる」という指摘ですが、エアバスは過去にA300をアメリカのイースタン航空に1年だか何だか無償リースで使ってもらい、その間のメンテナンスまでサポート・・・という破格の条件でという過去、A320のときもどこかの航空会社にイースタン航空の条件に近いことはしたと言われていますから、今回JALに戦略的プライスの提示があったとしても、過去のある意味常識破りな売り込み方法を考えれば十分にあり得る話だとは思います(アメリカのイースタン航空へのA300無償貸出ほどの大盤振る舞いではないにせよ)
     またしても余談で恐縮ですが。

  • 2015/08/31 21:43:31

    HB-JMBさん
    成田-シドニー線のJL771/JL772便が10月25日からB773 SS7で運航とのニュースはノーチェックでした。ご指摘有難うございました。豪州フリークとしては同路線の活況は何とも嬉しく思います。キャリアやデスティネーションの選択肢が増えて、更なる需要回復に繋がればよいですね。

    伯国(も)フリークとしては、エンブラエル機も応援したいところです。E170シリーズもどんどん採用していただければなと。羽田-三沢線で乗りましたがよい機材でした。手前味噌ながらその時の搭乗レビューです。
    http://flyteam.jp/airline/j-air/review/14552
    http://flyteam.jp/airline/j-air/review/14560

    A350の戦略的価格提示については確証はありませんでしたが、過去の同じような実例を挙げていただき、自分自身納得できたところもあります。情報提供感謝いたします。またいろいろとご教授をよろしくお願いします。

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