韓国の新興航空会社である「パラタ航空」は2025年7月29日、エアバスA330-200型機「機体記号:HL8709」を受領しました。同社として初の機体で、今後の運航開始に向けた体制整備が本格化しています。
受領したA330-200は、金浦〜済州〜襄陽(ヤンヤン)を結ぶ韓国内路線での就航を予定。続いて、同型機をもう1機と、エアバスA320型機を2機受領し、成田〜仁川線を含む国際線にも順次就航する計画です。
パラタ航空は、2023年5月に全便の運航を停止したフライカンウォン(旧フライ江原)を前身とする航空会社です。韓国の家電メーカー・ウィニックス(Winix)によって買収され、社名を「パラタ航空」に変更。ソウルに新事務所を開設し、年内の運航再開を目指しています。
新社名の「パラタ」は、明るく鮮やかな青色を意味する韓国語に由来。公式ウェブサイトでは客室イメージや新塗装の機体画像が公開されており、運航乗務員や客室乗務員の採用募集も始まっています。