エアバス、フランス空軍向けA330 MRTT空中給油機3機を正式契約

エアバス、フランス空軍向けA330 MRTT空中給油機3機を正式契約

ニュース画像 1枚目:フランス空軍に納入されたA330 MRTT初号機
© Airbus
フランス空軍に納入されたA330 MRTT初号機

エアバス・ディフェンス・アンド・スペースは2018年12月13日(木)、A330MRTT空中給油機3機をフランス防衛調達庁(DGA)から受注したと公表しました。フランス空軍では「フェニックス」の愛称が採用されており、フランス国防省は2014年に12機について締結し、今回の契約は3度目で最後の3機分が対象です。

フランス空軍のA330MRTTは2018年10月に正式納入されており、残る8機は空軍の要請により、当初のスケジュールを早め、2023年末までに納入されます。

フランス空軍のA330MRTTはロールスロイス・トレント700エンジンを搭載し、両翼下に給油ポッド、胴体後部にフライ・バイ・ワイヤ式のエアバス・空中給油ブーム・システム(ARBS)を備えており、緊急医療避難などの任務に対応する場合に272名が搭乗でき、患者10名と乗客88名が搭乗できる仕様にも変更可能です。

このA330MRTTは、12カ国が受注し、確定発注のみで60機を数え、すでに34機が納入されています。

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