シーラス・エアクラフトは2019年1月8日(火)、小型単発ジェット機「ビジョン・ジェット」の性能や快適性、安全性を強化した第2世代の「G2」を発表しました。
「G2」は、実用上昇限度は31,000フィートと従来の「ビジョン・ジェット」の28,000フィートからより高く上昇できるようになり、航続距離は2,361キロメートル、巡航速度は305ノットになります。
また、「G2」は民間商用機やハイエンドのビジネスジェット機に標準装備されているオートスロットルが装備されます。この機能は自動操縦機能のオートパイロットと統合され、飛行の段階に応じて、機体の速度を自動的に調整します。オートスロットルの小型ジェット機への搭載は「ビジョン・ジェット」が初めとなります。
このほか、高速化した処理速度と高解像度のスクリーンの「Perspective Touch+」フライトデッキや、スマートフォンなどを接続し、フライトプランの転送、データベースの更新、テキストメッセージの送受信などができる「Flight Stream」など、新たに装備されています。
「ビジョン・ジェット」は、2016年10月にアメリカ連邦航空局(FAA)から型式証明を取得、2017年5月にはヨーロッパ航空安全庁(EASA)の型式証明を取得し、まもなく100機目がデリバリーされる予定です。なお、シーラス・エアクラフトの日本代理店はジャパン・ジェネラル・アビエーション・サービス(JGAS)が務めています。