三菱航空機、ボンバルディアに反訴

三菱航空機、ボンバルディアに反訴

三菱航空機子会社の米国三菱航空機は2019年1月28日(月)、進行するボンバルディアとの訴訟で、ボンバルディアが三菱リージョナルジェット(MRJ)の開発とその型式証明取得を阻害する意図で違法な反競争的行為があったとする反訴を提起しました。

三菱側の主張は、ボンバルディアが数年前から三菱航空機、そのパートナー企業、従業員に対し違法な反競争的行為を多岐にわたり展開してきたというものです。ボンバルディアは2015年以降、三菱航空機、アメリカを拠点とするパートナー企業、MRJプログラムに従事する従業員に対して圧力をかけ、三菱航空機がボンバルディアの要求に応じることを拒否した後、今回のボンバルディアによる提訴に至ったと一連の流れを説明しています。

ボンバルディアは訴えの中で、三菱航空機による企業秘密の不正使用を指摘していますが、三菱航空機はこの訴えは事実的根拠や法的妥当性を欠き、根拠がないものと主張しています。ボンバルディアの真の意図はMRJの開発を阻害し、最終的に市場投入を遅らせることにあると考えていることから、今回の反訴に至りました。

三菱航空機は、ボンバルディアの不当な主張に対し、自社の正当性を最終的に証明できること、ボンバルディアの不当な主張がMRJの開発や市場投入、MRJプログラムの成功に影響を及ぼすものではないとも表明しています。

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