スターフライヤーは2012年から2014年度の中期経営戦略を発表、2013年の羽田国内線発着枠の増加、2014年の羽田国際化を機会に増便、新規路線の開設をめざす方針を発表しました。
国際線の本格的な運航に向けてETOPSを取得し、幅広い路線展開ができるように体制を整えて行きます。展開する路線数は、国内線が2012年度の21往復便から2013年度、2014年度には27往復便から31往復便を運航。国際線は2012年7月に開設する北九州/釜山線に加え、2013年には3往復便、2014年には5往復から7往復便、最大で9往復便を運航する計画です。
国内、国際線とも計画している路線は明らかにはしていませんが、東アジアへの国際線就航を検討。羽田での発着枠獲得に加え、北九州空港をベースにした路線も開設の余地があるようで、A320型で就航できる範囲が想定されています。
増便、新規路線の開設に向けて機材は2014年度までに11機体制とし、2012年12月に導入する機材からリースではなく購入した3機を導入。このほか訓練も実機ではなく北九州空港に設置したシミュレータで実施するため、その許可を早期に取得する計画です。また、客室モックアップも稼動し、自社訓練によりコスト削減を進めます。格納庫も2014年度までに建設する予定です。
なお、この計画では2012年から2014年を飛躍に向けた第2ステージとしています。スターフライヤーでは、効率化、ローコスト化で生み出した資金をサービスの最大化に活用し、大手航空会社を上回るサービスをリーズナブルな価格で提供する「ハイブリッド・エアライン」の確立をめざしています。