エアバス、中国と計300機の購入で合意 A320neoが290機

エアバス、中国と計300機の購入で合意 A320neoが290機

ニュース画像 1枚目:A320neo
© AIRBUS S.A.S.
A320neo

エアバスは2019年3月25日(月)、中国航空器材集団公司(China Aviation Supplies Holding Company)と計300機のエアバス機の購入について、合意したと発表しました。契約の内訳はA320ファミリーが290機、A350 XWBファミリーが10機です。中国国内で格安航空会社(LCC)、リージョナル、国際線の長距離事業まで、あらゆる市場で中国の航空会社が高い需要を満たす必要があることを反映した発注とエアバスはみています。

エアバスが公表している2018年から2037年までの中国における航空機市場予測によると、約7,400機の新造旅客機、貨物機が必要と予測されています。同時期の世界全体での需要予測は37,400機超で、この19%を超える割合を占めています。なお、2019年1月末時点で、中国の航空会社が運航するエアバス機は1,730機です。

エアバスはA320ファミリーで14,600機以上を受注を獲得し、8,600機以上が引き渡しされています。2010年に発表され、最新のA320neoファミリーは100社超から6,500機以上の受注を獲得しています。最新世代のエンジンや革新的な客室設計など最先端の技術で、燃料コストを20%削減し、特に旧世代機と比較すると騒音影響範囲が約50%削減されています。

A350 XWBは高い環境効率を備えた大型ワイドボディ機で、運航柔軟性と効率性を提供しています。最先端の空力設計、炭素繊維複合材を使用した胴体と主翼、新型のロールス・ロイスエンジンを搭載し、燃費と排出量を25%削減している機種です。

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