三菱航空機、FAAからMRJのLOA受領 FAAパイロットも試験参加

三菱航空機、FAAからMRJのLOA受領 FAAパイロットも試験参加

ニュース画像 1枚目:MRJ イメージ
© 三菱航空機
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三菱航空機は2019年3月27日(水)、アメリカ連邦航空局(FAA)によるMRJの型式証明(TC)飛行試験開始に向け、 Letter of Authorization(LOA)を取得したと公表しました。LOA取得により、FAAチームが型式証明の活動を支援するため、MRJに搭乗できるようになります。国土交通省航空局(JCAB)が2018年12月に認可し、これに続くものです。

三菱航空機は現在、ワシントン州モーゼスレイクでMRJのTC飛行試験を実施し、今回のLOA取得をうけ、FAAのパイロットがMRJの慣熟飛行を2回、すでに実施しています。 三菱航空機は、FAAによるLOA取得は、MRJの開発、プログラムの発展で重要なマイルストーンと位置づけており、引き続きFAAやJCABと調整し、型式証明の取得に向けて作業を進めます。

三菱航空機は当初から、MRJの型式証明フェーズでFAAとJCABの双方が機体に搭乗して実施する計画を示していました。これにより、TC取得プロセスの効率化を図ることができ、JCABとFAAとの緊密な連携を通じ、他国の航空当局と認証取得を円滑にできるとしています。

なお、飛行試験チームは現在、飛行試験機4号機を使い、マッキンリー極限気候研究所において極寒酷暑のTC試験を完了させる作業にあたっています。

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