エア・リース・コーポレーション(ALC)は2019年4月9日(火)、韓国を拠点に中・長距離路線の運航開始をめざすエアプレミアと787-9を3機、リースする契約を締結しました。ALCは2020年夏から秋にかけて納入される予定で、同社が発注済みの中から、エアプレミアへ引き渡します。
エアプレミアは2020年9月に運航を開始する計画の長距離専門とする「ハイブリッド」航空会社です。2020年度に3機を受領し、2022年には保有機7機、2024年には10機に拡大する計画です。
計画では2020年にホーチミン、ハノイ、成田、関西、香港に就航し、2021年からロサンゼルス、サンノゼに就航、3年目の2022年にはバンクーバーとホノルル線、さらにベルリン、ミュンヘン、ケアンズなどオセアニアやヨーロッパ路線など長距離路線の就航を視野に入れています。
機材は787-9で統一し、その名前通り、プレミアムエコノミーを中心に搭載し、価格は大手航空会社のエコノミー価格と比べて80%から90%で提供します。これにより、需要に比べて供給が少ない路線、あるいは従来の航空会社が就航していない長距離路線を検討しています。
なお、エアプレミアは2019年3月、韓国の国土交通部から国際航空運送事業認可(AOC)を取得しています。