ソフトバンク、無人航空機HAWK30で成層圏から通信ネットワーク提供

ソフトバンク、無人航空機HAWK30で成層圏から通信ネットワーク提供

ニュース画像 1枚目:HAWK30
© SoftBank Corp.
HAWK30

ソフトバンクは2019年4月25日(木)、HAPSモバイルを通してHAPS(High Altitude Platform Station)事業を展開すると発表しました。

「HAPS」は成層圏に飛行させた無人航空機などを通信基地局のように運用し、広域エリアに通信サービスを提供できるシステムの総称です。ソフトバンクは「HAPS」の活用で、山岳部、離島、発展途上国など、通信ネットワークが整っていない場所や地域に、安定したインターネット接続環境を構築できます。

HAPSモバイルは約20キロメートルの成層圏で飛行させる成層圏通信プラットフォーム向け無人航空機「HAWK30(ホーク30)」を開発しました。「HAWK30」は、全長約78メートルで、ソーラーパネルを搭載した翼には10個のプロペラを備え、時速110キロメートルほどで飛行します。

また、高高度を飛行して運用するため、ソーラーパネルで太陽光を常時受けることができ、1年を通して風が穏やかな成層圏の特長を生かし、数カ月ち長期間の安定飛行が可能になります。

HAPSモバイルは、HAPSを活用した上空からの通信ネットワークを各国の関係当局と調整、各種法令や規制などに配慮しながら、研究開発やフライトテストを実施し、2023年ごろに「HAWK30」量産化とサービス提供を目指します。

ソフトバンクでは、HAPS事業を日本でのビジネスの成功事例や知見をグローバルに展開していく「Beyond Japan」戦略の布石として位置付け、革新的なサービス提供とグローバルな事業展開により、企業価値の最大化を図る方針です。

メニューを開く