オーストリア航空、ウィーンのパイロット訓練センターを拡張へ

オーストリア航空、ウィーンのパイロット訓練センターを拡張へ

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© Austrian Airlines
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オーストリア航空は2019年5月23日(木)、ウィーンにある訓練センター「ルフトハンザ・アビエーション・トレーニング・オーストリア」の拡張を発表しました。同日開催された起工式には多くの関係者が参加しています。

同訓練センターは2006年から運営されており、フルフライト・シミュレーター(FFS)4台、フラット・パネル・トレイナー(FPT)2台を設備しています。パイロット需要が大きく、航空会社20社以上の運航乗員が定期的に同施設を利用して訓練を行っています。

数千万ユーロを投資する計画で、2020年の第1四半期には、最大でフルフライト・シミュレーターが3台、飛行訓練装置(FTD)2台を追加で導入できるスペースを提供します。初期には新たにA320シミュレーター2台を導入し、訓練機を補完します。

拡張工事後、新たなシミュレーターは計36,000時間のシミュレーションを提供します。また、将来的にはA320に加え、DHC-8やERJ-190での訓練も提供し、乗務員が違う場所で訓練を受ける必要がなくなり、航空会社の旅行費削減に貢献します。

オーストリア航空は今後2年間に、ターボプロップ機の代わりにエアバス機材を36機から46機に拡大する予定で、およそ120人のパイロットが新たに必要となることから、これは適切な投資のタイミングであるとコメントしています。

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