運輸安全委員会、三沢でF-2A滑走路進入を調査 J-Airが着陸体制

運輸安全委員会、三沢でF-2A滑走路進入を調査 J-Airが着陸体制

運輸安全委員会は、2019年10月3日(木)に三沢飛行場で発生した着陸やり直し事案について調査を開始しました。航空局が重大インシデントに認定し、当時の状況を整理、把握しています。

この事案は、ジェイ・エアのE170、機体記号(レジ)「JA216J」が着陸体制に入り、侵入していたところ、航空自衛隊所属のF-2A戦闘機が待機指示を受けていたものの、滑走路内に進入したものです。管制官はF-2Aに滑走路からの離脱を指示し、ジェイ・エアも管制官の指示で復行しました。

ジェイ・エアは三沢飛行場滑走路進入端の西およそ2.8キロメートル、高度は約190メートルでした。この便は伊丹発三沢着のJAL2163便で、乗員乗客77名が搭乗していました。

青森県は三村県知事名で、三沢市民や青森県民に大きな不安を与え、4月に発生したF-35A墜落事案を含め安全管理体制への不信感が増大しかねないとし、再発防止に向けた万全の措置を講じるように要請しています。要請先は防衛大臣をはじめ、東北防衛局長、北部航空方面隊司令官、第3航空団司令兼三沢基地司令です。

メニューを開く