ブリティッシュ・エアウェイズは2019年10月21日(月)、著名な航空写真家のジェイソン・ホークスさんを招き、上空から上手に写真を撮る方法のヒントを公開しました。
通常はヘリコプターからの撮影を専門とするホークスさんは、ERJ-190で運航されたロンドン・シティ発エディンバラ行きフライトで座席を注意深く選択し、O2アリーナや95階建てのビル「ザ・シャード」、スコットランドにある丘「アーサーの玉座」、商業地区「カールトン・ヒル」、スコットランド議会ビルなど、イギリスやエディンバラの有名なランドマークをうまくとらえた写真を撮影しました。
ホークスさんは、この撮影では先頭から3列目の座席に着席し、ロンドン・シティ発では「3A」、復路のエディンバラ発便では「3D」を選択しました。必ず前方か後方かを選択して翼に邪魔されない位置に座ること、また太陽の反射を避けるため、窓に触れるぐらいの近さから撮影することが重要だと説明しています。
ホークスさんは、日の出の1時間後または日没の1時間前の「ゴールデンアワー」と呼ぶ撮影時間を好み、この時間帯には優しい光とともに都市や自然風景を強調する長い影を撮影することができると紹介しています。複数のレンズを保有し、離着陸時の撮影を試みる場合は、24ミリメートルから70ミリメートルのレンズを選択、シャッタースピードは1/1000秒より速く設定すると、機体が揺れていてもシャープな画像を撮影できます。
デジタル一眼レフカメラの場合は、偏光フィルターやレンズスカート、ゴム製のレンズフードなどを使用すること、またRAWとjpegの両方のデータで撮影することを勧めており、iPhoneのiOSカメラでもアプリを使用することによって、仕上がりをコントロールし、RAWデータの撮影も可能となると、様々な撮影のヒントを伝えています。