ロシア航空宇宙軍は2019年10月24日(木)、トヴェリでSu-35Sの新型の飛行試験を開始したと公表しました。試験は複雑な姿勢制御を活かした曲技飛行や、模擬空中戦、空中で起きる様々な状況を想定した飛行を実施しました。開発試験は、昼夜を問わず行われています。
Su-35SはSu-27フランカーシリーズの最新型です。従来型のフランカーとは、外観でピトー管と機体上面のエアブレーキが無くなったことが大きな違いです。全幅14.7メートル、全長21.9メートル、最大速度マッハ2.25、航続距離3,600キロメートルです。
エンジンは偏向ノズルが付き、フライ・バイ・ワイヤの改良により、カナード翼が不要になりました。試作機の初飛行は2008年2月で、ロシアのほか、中国とインドネシアが採用しています。