ヒースロー空港、遅延便抑制、定時性の遵守でシステム導入へ

ヒースロー空港、遅延便抑制、定時性の遵守でシステム導入へ

ニュース画像 1枚目:「AirFlight」のデモ画面
© AIRBUS S.A.S.
「AirFlight」のデモ画面

ロンドン・ヒースロー空港は発着枠の99.2%を使っていることから、空港全体の運営の効率性を高め、遅延便発生の抑制、定時性を高めるため、ヨーロッパ各国で開発している「Airport Collaborative Decision Making (A-CDM)」の導入すると決めました。

航空会社、グランドハンドリング、空港管制などに向けた情報で、航空機の正確な位置情報などを提供する事で、それぞれの業務の効率化を高めてもらう狙いです。A-CDMは空港への到着からターンアラウンド、出発まで、各便を16段階に分けて表示。これにより、各担当者がより正確に対応する業務が分かる仕組みになっています。このため、ディレイ発生を最小限に収めるための業務ができるようになります。

ヒースロー空港ではこうした効率性を高める取り組みで、二酸化炭素が年間3万トンの削減になるともアピールしています。

A-CDMは今後、ヨーロッパの空港で順次導入される予定ですが、ミュンヘン空港、ブリュッセル空港で稼動。シャルル・ド・ゴール空港、フランクフルト空港でもこの仕組みが導入されます。

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