福岡県、11月末に原子力総合防災訓練を実施 玄海原発の緊急事態を想定

福岡県、11月末に原子力総合防災訓練を実施 玄海原発の緊急事態を想定

ニュース画像 1枚目:福岡県原子力防災訓練、災害本部訓練
© 福岡県
福岡県原子力防災訓練、災害本部訓練

福岡県と糸島市は2019年11月30日(土)、佐賀県、長崎県と連携し「令和元年度福岡県原子力防災訓練」を実施します。関係機関や地域住民が一体となり実施する総合訓練です。

訓練では、九州電力の玄海原発4号機で定格熱出力一定運転中に佐賀県内で地震が発生、原子炉冷却材の漏えいにより原子炉を手動停止するも、全ての交流動力電源が失われ、炉心を冷却する全機能を喪失、また炉心損傷による放射性物質の放出で周辺地域に影響が及ぶ緊急事態を想定しています。

訓練は自衛隊、警察、消防、原子力規制事務所、九州電力など144機関およそ2,470名が参加し、このうち、関係住民がおよそ1,750名参加します。主な訓練項目は、災害時の情報収集や伝達訓練、緊急時モニタリング訓練、広域避難訓練、原子力災害医療訓練です。なお、福岡県警ヘリは上空からの情報収集・映像伝送、航空自衛隊ヘリは壱岐市の蟐蛾島から芦屋基地までの住民搬送を担います。

期日: 2019/11/30
メニューを開く