ジェネラル・アトミクス・エアロノーティカル・システムズ(GA-ASI)は2019年12月11日(水)、ギリシャのラリッサ空軍基地でMQ-9ガーディアンRPAを使用したデモフライトを開始しました。デモフライトは、25時間から40時間を飛行し、海洋監視能力や検知・衝突回避(DAA)システムを披露しました。
DAAシステムは空中衝突防止装置(TCAS II)に統合された対空レーダーと放送型自動従属監視(ADS-B)技術で構成しています。デモフライトはギリシャだけでなく、ヨーロッパ諸国も対象です。ギリシャ空軍は、海洋哨戒やEEZ監視、国境監視、捜索救助活動の支援、森林火災への対応に期待しています。
MQ-9は、逆合成開口レーダー(ISAR)モードを備えたマルチモード海洋表面探査レーダー、自動船舶識別装置(AIS)レシーバー、光学カメラと赤外線カメラを装備した高精細フルモーションビデオセンサーなどを搭載しています。