エア・キリバチ、E190-E2初号機受領 直行の国内線が運航可能に

エア・キリバチ、E190-E2初号機受領 直行の国内線が運航可能に

ニュース画像 1枚目:エア・キリバチ E190-E2
© Embraer
エア・キリバチ E190-E2

キリバスのエア・キリバチは2019年12月30日(月)、初めてとなるE190-E2を受領しました。この機体の製造番号(msn)は「19020029」、機体番号(レジ)は「VH-IKJ」で登録されます。「VH-IKJ」は大西洋を横断し、インド、インドネシア、オーストラリアを経由しています。諸手続きを経て、キリバスに向かうと見られ、オーストラリアまでは「PR-EHT」の仮レジで飛行しています。

エア・キリバチはエンブラエルと2機のE190-E2について、購入契約を締結しており、今回の受領はこの1機目となります。「VH-IKJ」はビジネスクラス12席、エコノミークラス80席の計92席仕様で、中国を除くアジア太平洋地域で初めて納入されたE190-E2です。

キリバスは4つのタイムゾーンにまたがる世界で唯一の国で、30を超える島で構成され、首都タリワからクリスマス島までフィジーを経由する国際路線の乗り継ぎで運航していました。航続距離5,000キロを超えるE190-E2の導入で、この区間を純粋な国内線として運航できるようになります。

E190-E2は、2021年までに市場に投入される80席から146席のEジェットの新世代航空機の3機種のうち、初めてとなる機種です。第1世代のE190と比べ、燃料消費量が17.3%改善しており、市場で最も効率的な単一通路の航空機となっています。

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