島津製作所、航空機などの製造・整備向け検査装置第1弾を発売

島津製作所、航空機などの製造・整備向け検査装置第1弾を発売

ニュース画像 1枚目:「超音波光探傷」技術のイメージ
© 島津製作所
「超音波光探傷」技術のイメージ

島津製作所は2020年2月5日(水)、航空機などの製造・整備に向けた検査用の超音波光探傷装置「MIV-500」の販売を開始しました。

「MIV-500」は、超音波が伝搬する様子を撮像する、島津製作所独自の非破壊検査技術「超音波光探傷」により、航空機の機体や部品など表面付近の異常を可視化、データ化します。「超音波光探傷」とは、超音波と光を利用した非破壊検査技術で、検査対象物体の表面に超音波を伝わらせ、振動によって発生した表面のわずかな変化をレーザ照明とカメラで検知します。

塗装や塗膜の除去作業をせずに検査ができるため、検査作業の効率化が図れるほか、これまでの検査装置では難しかった塗膜の浮きや塗膜下の母材の異常の検知にも長けています。また、検査結果を画像データとして記録できるため、経時観察などの分析に活用できます。

この装置の価格は800万円、島津製作所は発売後1年で50台販売することを目標にしています。

期日: 2020/02/05から
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