2011年度の日本国内の航空トラブルは983件

2011年度の日本国内の航空トラブルは983件

国土交通省航空局は2012年6月29日付けで「第11回航空安全情報分析委員会」の開催概要を発表しました。この委員会では、2011年度の国内航空運送事業者の運航による航空事故、重大インシデントの報告ととりまとめが報告されました。

委員会では、安全上のトラブルが発生した各事案は必要な対応がとられているとして、適切なフォローアップを行うことを確認。また、格安航空会社(LCC)の就航もあり、環境が変化している事も配慮しながら、安全上のトラブルの情報分析から、機材不具合への対応、ヒューマンエラー防止への取組み、情報共有を進めていくとしています。

なお、航空法第111条の4の規定に基づく航空事故、重大インシデント、航空会社別の安全上のトラブル件数は983件の報告がありました。各会社、機材別の件数は以下のとおりです。

■航空会社別の安全上のトラブル件数 合計:983件
ANA:296件
JAL:260件
スカイマーク:205件
ソラシドエア:66件
AIRDO:34件
日本貨物航空:29件
スターフライヤー:16件
ピーチ:1件
その他:77件

■機種別の安全上のトラブル件数 合計:983件
737型:407件
767型:189件
777型:103件
A320型:52件
747-400型:46件
DHC-8-400型:45件
CRJ型:43件
ERJ-170型:33件
Saab 340B型:22件
DHC-8型(-400を除く):12件
MD-90型:9件
787型:2件
その他:21件

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