コロナウイルスの影響、フライビーが運航停止 支援打ち切りに需要減

コロナウイルスの影響、フライビーが運航停止 支援打ち切りに需要減

ニュース画像 1枚目:フライビー ERJ-195
© flybe
フライビー ERJ-195

イギリスを拠点とするリージョナル・エアラインのフライビーは、2020年3月5日(水)に運航を停止しました。イギリス民間航空局(CAA)は、利用者は他の航空会社、鉄道、またはバスなど、代替の交通手段の手配を勧めています。

フライビーが運航を受託するストバルト・エア、イースタン・エアウエイズ、ブルーアイランズは、それぞれの会社に状況を確認するように求められています。また、国際線でコードシェアなどを実施しており、この場合も各航空会社にフライト、予約状況を確認するよう促しています。

ガーディアンなどイギリスのメディアは、経営苦境に陥っていたフライビーにとってコロナウイルスによる旅行需要の減退が最後の重荷となり、運航停止に至ったと伝えています。フライビーを支援するヴァージン・アトランティック航空、ストバルト・エア、ヘッジファンドによるコンソーシアムは、それ以前に支援を打ち切っており、経営環境は厳しい状況に晒されていました。

運航停止前の保有機材は、DHC-8-400の50機超を中心に、ERJ-170、ERJ-190の計60機超で、イギリス国内線の計43路線、ヨーロッパ域内で68路線、ガーンジー島やジャージー島、マン島の3路線と計149路線に展開していました。

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