ANA、総合トレーニングセンターにローカル5G導入 国内航空業界初

ANA、総合トレーニングセンターにローカル5G導入 国内航空業界初

ニュース画像 1枚目:総合トレーニングセンター ANA Blue Base メンテナンス・トレーニング施設
© ANA
総合トレーニングセンター ANA Blue Base メンテナンス・トレーニング施設

全日空(ANA)は2020年3月30日(月)、実務訓練を実施するANAグループの総合トレーニングセンター「ANA Blue Base(ABB)」にNECの「ローカル5G」を導入したと発表しました。現在、総務省はローカル5G導入に向けた制度の整備を進めており、ANAが日本の航空業界として初めてローカル5Gを活用した価値創造に取り組みます。

ANAは、NECが取得したローカル5Gの実験免許を活用し、訓練のパーソナライズ化によるオペレーション品質の向上と、パートナー企業との共創による新たなサービスの開発をめざします。

たとえば、現在実施している訓練では収集しきれなかった姿勢や手順、視線、訓練生の感情変化などのデータをローカル5Gに接続したカメラや視線測定機器などのIoTデバイスからリアルタイムに収集・分析し、個々にフィードバックすることで訓練の効果をさらに高めます。また、パートナー企業が提供する新たなテクノロジーを5G上で活用し、ABB内の端末やシミュレーター、モックアップなどと組み合わせることで新たなサービスを開発します。

ANAとNECは今後、ローカル5Gの活用をはじめデジタル化に積極的に対応し、従来の産業構造の枠にとらわれない新たな事業・サービスの創出に取り組む方針です。

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