工業技術総合センター、校正事業者登録制度の国際相互認証の認定を取得

工業技術総合センター、校正事業者登録制度の国際相互認証の認定を取得

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© 長野県
JCSS認定証

長野県工業技術総合センターの精密・電子・航空技術部門は2020年3月31日(火)、国際相互承認(MRA:Mutual Recognition Arrangement)の認定を取得しました。これは国内の校正事業者登録制度(JCSS:Japan Calibration Service System)の登録更新に併せ、加盟国間で他国の校正証明書を承認する枠組みで認証を取得した手続きです。

MRAは、加盟国間で他国の校正証明書を承認する枠組みで、JCSSは国家標準のトレーサビリティが確保された校正試験を実施する事業者を登録する制度です。

ISO 9001などの国際規格は、計測器に対し、定期的に校正試験を行い、能力を維持することが求められおり、精密・電子・航空技術部門では、1997年からJCSSに登録、県内の企業に電気計器の校正サービスを提供しています。

JCSSのロゴ入り校正証明書は、国家標準へのトレーサビリティに加え、製品評価技術基盤機構の審査で、ISO/IEC 17025に準拠しているため、正確な校正結果を出せることが保証されています。また、国際試験所認定協力機構(ILAC:International Laboratory Accreditation Cooperation)に加盟する103の国・地域で通用する校正証明書として利用でき、取引先各国での校正試験が不要になります。

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