タマディック、岡山航空に納入した自社製品が初めて飛行訓練装置に認定

タマディック、岡山航空に納入した自社製品が初めて飛行訓練装置に認定

ニュース画像 1枚目:タマディックの飛行訓練装置(FTD)
© タマディック
タマディックの飛行訓練装置(FTD)

日本国内の航空宇宙産業・自動車産業などで技術サービスを提供するタマディックは、2020年5月8日(金)、同社が製造し岡山航空に納入した、ビーチクラフトG58バロンをベースとした「TFS003T-G58」が、国土交通省航空局「模擬飛行訓練装置認定要領」の飛行訓練装置レベル3に認定されたと発表しました。

岡山航空では、航空会社への就職をめざす方や双発機を操縦したい方向けの訓練で、双発レシプロ軽飛行機ビーチクラフトG58バロンを導入しています。今回納入した「TFS003T-G58」は、そのビーチG58をコンセプトに、乗員数は2名、実機の操縦感覚模擬が可能なサーボモータ式の操縦桿を採用しています。また、航空計器も機体に搭載されているものと同じ仕様を再現し、教官卓では気象の変更、機体位置・高度・速度の変更、故障発生等の操作が可能です。

また、国土交通省から飛行訓練装置(FTD)としての認定を受けたことから、「TFS003T-G58」を操縦することで、訓練時間・飛行時間として一定時間ログブックに記載できるようになりました。

2020年4月時点でタマディックは、FTDを含む国産フライトシミュレータの製造販売を行う唯一の企業で、これまでも独自開発を進め、企業や教育機関に納品しています。今回の飛行訓練装置としての認定を機に、製品のバラエティ化を図り、航空産業の人材育成に協力する方針です。

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