指先で触れずに出られるラバトリー、ジャムコとANAが共同開発

指先で触れずに出られるラバトリー、ジャムコとANAが共同開発

ニュース画像 1枚目:ドア ロックノブ
© JAMCO
ドア ロックノブ

ジャムコは2020年8月、全日空(ANA)と共同で開発を進めている、世界で初めての「手を触れずに出られるラバトリー(トイレ・洗面所)」を発表しました。ジャムコは、航空業界に新型コロナウイルス感染症で世界的に関心が高まる「ニューノーマル」の時代に即した提案「Project Blue Sky」を始動し、清潔で衛生的なキャビン作りを実現する製品開発に取り組んでいます。

開発中の航空機向けラバトリーは、ハンズフリーでドアロックやドアの開閉ができるようにします。ドアは、肘や腕を使えるよう大きな引っかかりを設け、指先で触れる事なくドアを開けられるように改良します。また、便座と便蓋にはタブが取り付けられ、人が座る場所に触れることなく、開閉できます。これにより、触れる場所が明確となり、心理的に安心感を与えます。

ハンズフリーのドアノブとハンドルのデザインは、ANAが提案する新たな搭乗スタイル「ANA Care Promise」の取り組みと連携し、開発が進められています。ジャムコは、客室内の座席にバリアを設け、シート前後で直接的な飛沫を防止するクリアタイプの間仕切り、レザータイプの間仕切りなどの設置も検討しています。

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