ANAホールディングス(ANA HD)は2020年10月31日(土)、三重県とイノベーションを通じて豊かな未来社会の実現を目指す包括連携協定を締結します。
両者は2015年11月に、地方創生や観光振興、食の販路拡大や人づくりなどを目的として包括連携の覚書を締結し、連携協定事業に取り組んでいました。この覚書が2020年11月15日(日)に有効期限を迎えることから、改めて包括連携協定を締結します。
今回の協定には、観光振興や食の販路拡大などに加え、「三重県のSociety 5.0の実現に向けた協力に関する事項」も追加されています。Society 5.0(ソサエティー5.0)とは、仮想空間とフィジカル空間を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する新たな社会で、日本が目指すべき姿として提唱されています。
ANA HDは近年、「空飛ぶクルマ」「アバター」といった新しい事業を拡大し、Society 5.0を実現すべく、日本各地で実証実験を行っています。三重県もまた、「空の移動革命」や「革新的なビジネスモデル」の社会実装に取り組んでいることから、協力して豊かな未来社会の実現をめざします。
なお、両社は最初の締結から5周年を迎えることを記念し、協定締結の当日14時から、「空飛ぶクルマ」など、ANAグループが取り組む新たな挑戦を紹介する無料のオンラインセミナーも実施します。三重県内の若者を対象としていますが、誰でも視聴できます。なお、視聴するには10月28日(水)17時までにウェブから申し込みが必要です。