JAL、「JA707J」にCONTRAIL特別塗装-7月25日から就航へ

JAL、「JA707J」にCONTRAIL特別塗装-7月25日から就航へ

日本航空(JAL)は2012年7月25日から、「航空機による大気観測プロジェクト CONTRAIL」特別塗装機、機体番号(レジ)「JA707J」での運航を開始します。投入する路線は主に羽田発着のパリ、サンフランシスコ、香港線です。

この機材は2012年6月下旬まではワンワールド塗装機で、尾翼は「太陽のアーク」で、今回の塗装から鶴丸になります。

機体番号 「JA707J」の航空フォト

CONTRAILは「Comprehensive Observation Network for Trace gases by Airliner」の略称で、1993年からはじめられた定期便旅客機を利用した大気観測のプロジェクト。2005年からJALをはじめ、日航財団、国立環境研究所、気象庁気象研究所、ジャムコが参加する共同研究プロジェクトとなっています。

現在、この活動にはJALの777-200ER型4機が、運航にあわせて上空大気中の二酸化炭素濃度を測定、地球規模の長期的な環境変動を監視する研究に携わっています。JALによれば、民間機で上空の二酸化炭素濃度を連続して観測するプロジェクトは世界初で、このデータは「CONTRAIL データ」として世界中で活用されています。

JALでは特別塗装機の就航で日本に限らす、「CONTRAIL」を海外の空港でも広く環境研究への取り組み理解してもらいたいとしています。

期日: 2012/07/25から
メニューを開く