砕氷艦「しらせ」、第62次南極観測協力は昭和基地に直行

砕氷艦「しらせ」、第62次南極観測協力は昭和基地に直行

ニュース画像 1枚目:しらせ甲板のCH-101
© 海上自衛隊
しらせ甲板のCH-101

海上自衛隊は2020年11月6日(金)から2021年2月22日(月)まで、南極観測船/砕氷艦「しらせ(AGB-5003)」による第62次南極地域観測に協力します。「しらせ」にはCH-101が搭載されており、昭和基地への輸送支援にあたります。

指揮官は砕氷艦「しらせ」艦長の竹内周作1等海佐、乗員は約180名です。例年は、フリーマントルやシドニーなど、オーストラリアを経由して南極に向かいますが、今回の観測協力では経由地は無く直接、昭和基地に向かいます。

また、AGB-5003は横須賀を出港し、洋上停留により新型コロナウイルス感染症の対策を実施します。観測隊は11月20日(金)に乗り込み、出国する予定です。赤道を経て南緯55度を超えるのは12月11日(金)ごろで、昭和基地で越冬交代式を経て、2月22日(月)に横須賀へ帰国する予定です。

計画では、総行動日数は109日、南極での行動日数は49日、総航程がおよそ16,000マイルです。物資輸送は往路が1,050トン、復路は520トンで、昭和基地ではCH-101を使用するなどして物資輸送、基地設営、艦上観測などを支援します。

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